明治神宮月次歌会、当座は「木陰」

 今日は月に一度開かれる明治神宮月次歌会の日。

 気温はそれほど上がらないが陽射しは強く、駅までの道は坂道が多いので保冷剤を首元にときどきあてながら歩いた。

 JR山手線・原宿駅を降りるといつもより人が多い。跨線橋を渡ったところ、明治神宮の鳥居の左手で、「スーパーよさこい」を開催していた。広いステージが設置され、グループでオリジナルな踊りを繰り広げる。和をアレンジした衣装は派手で個性的で、目を奪われる。

 大音響を背にして鳥居をくぐり参道を歩き、歌会の会場である社務所に着いた。

 8月の月次歌会の講師は歌人の松坂弘さん。当座は「木陰」。

 なかなかイメージがひろがらず、四苦八苦した。いつもだと、題詠の場合は3首くらいの歌を割合と早く詠えるのだが、今回はなかなか歌が出て来なく・・・・困った。

 やっと3首詠ったがどれもあまりいい出来でなく、どれを提出するか迷った。

 

 ブログに書くのも気が進まないが失敗作もあとあとの参考になるかもしれないので・・・・提出した歌は

 

駅までの坂道多き道のりを木陰つなぎてたどりつきたり

 

他にこんな歌も作った

葉桜が木陰をつくる川べりを犬にひかれて児どもが歩く

桃の木のほどよき木陰に育ちたる茗荷の濃き葉窓より眺む

 

先生は細やかな観察が行き届いた歌を良しとされる。今回のわたしの歌に欠けているものとして反省した。また、自分なりの発見を歌に詠むことの大切さもあらためて感じた。

 

 

 

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歌会に行く前に撮った白いグラジオラス

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朝の花壇、夏の光だが微妙に秋の気配がある

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子めだかが棲む水がめ、西日があたらないようにベニヤ板をたてかけてある