3月になったが冷たい雨が降る日曜日。
でかけたいところはあるが止まった。雨だけでなく風も冷たいので。
居間の掘炬燵に入り、エアコンの暖房もつけてぬくぬくと過ごした。
外出したのは回覧板を届けに隣家を訪れたのとその後、買い物に行ったときだけ。
こんな日は亡くなった犬たちがいればどんなによかろうと思うが、実際は雨が降っても散歩に行くので大変かも・・・・・・。
でももし君たちがいたらどんなに冷たい雨の中でも散歩に行くよとこころのなかで話しかけた。犬たちはいないのだがそこはかとなくいるような気持ちにさせてくれる。わたしのなかの柴犬レオや老犬ももこの記憶がそうさせるのだろう。
居間にも寝室にも犬たちの写真や絵がたくさん飾ってあり、四方八方どこを向いても目に入るようになっている。それでも見るつもりにならなければ目に入らないがわたしは部屋の中に彼らの姿を探すようにして写真に目を止める。
毎月10日必着の明治神宮月次歌会兼題に応募する短歌を1首いろいろ考えるがなかなかいい歌が詠めない。
兼題は「選」でこの字が入っていれば熟語でもいい。
わが犬を思ひ窓より眺むれば雨のなか犬と人散歩せる
在りしときさほど気にかけぬ樹にあれど伐れば樹のなき景胸にしむ