梅漬けの毎日

 梅を漬けているのか、梅に漬かっているのか。どちらとも言い難い日々が続いている。
 昨日より気温が上がるとの予報だったが体感的にはそれほど暑さを感じなかった。
 午前中はたくさんの梅ジャムを作った。いままででいちばん量が多い。熟してオレンジ色になった梅の果肉をひとつひとつ刻み、種だけを捨てる。手間がかかる作業だ。この作業は昨夜行い、鍋に刻んだ果肉とグラニュー糖を入れておいた。
 今朝グラニュー糖を足し、計1キログラムを使った。さらに煮詰めながら味をみて三温糖を少し加えた。果肉の量が多いので砂糖も多くなった。
 出来上がったジャムは6つの容器に入れ、少し余ったのものは小鉢に入れた。6つのうち2瓶は自宅用、あとはさしあげる分。
 朝は遅めに起きた。朝食の時間がいつもより2時間近く遅くなったのにこれから朝食と言うときに友だちから電話があり、長電話をした。遅くなった朝食中に今度は近所の人が訪れ、応対したり立ち話したりで食事を終えたのは10時頃。ジャムを作ったのはその後で・・・・・・一日のはじまりがうまく行かない感じだった。 
 この影響が午後まで続き、昼食後しばらくして疲れを感じ、自室に畳にごろんと横になり眠ってしまった。  
 目が覚めてもなかなか起きられなかったがしなければいけないことを思い出し起きた。できれば今日中に青梅を採っておきたかった。
 庭に出て脚立に上り、比較的日陰のところの梅の実を採った。日があたるところはすでに熟している。4〜5キログラムの青梅(少し色づいているのもある)をとった。
 夕方になり、朝の水やりをしなかったことに気づいた。毎日、鷺草の鉢に水をやるのが日課だが今日はしなかった。あわてて鷺草の鉢(5つある)を見に行くと、水苔が乾いていた。急いで水をやった。多分、今年は花が咲かないだろうとこころのなかで思いながら。鷺草は乾燥させてはいけないのだ。
 夕方の水やりを忘れることはあったが、鷺草の朝の水やりをしなかったのは鷺草を栽培するようになってからはじめて。都合が悪い時に電話があってもそのことを言えない自分がもどかしい。

 


今日作った梅ジャム