昭和の日、風呂場の掃除など

 朝から晴れて風がさわやかな日。
 朝は6時半ころに起きたので俳句の番組だけ見た。9時からは日曜美術館を見た。池大雅についてゲスト2人が語った。大雅の絵を観たくなったが京都国立博物館で絵画展を開催中とのことで行けそうもない。
 午前中は思い立って風呂場の掃除をした。冬から春へ光の明るさが変わり、黴などの汚れが目立つようになった。窓を開け風を入れながらタイルや敷きマットなどをきれいにした。
 午後は自分の部屋の卓上ににたまりたまった郵便物や資料などを整理した。この部屋で本を読んだりブログを書いたりすることが多くなったのできれいにした方が気持ちよいと思った。以前は眠るだけの部屋だったのでかなり散らかっても目を瞑っていた。
 昨日、鉢植えの白いクレマチスを鉛筆スケッチしたのだが彩色出来なかった。庭に出て絵を描くには風が強すぎた。クレマチスも風に揺れて描きにくい。葛飾北斎の絵に風になびく芍薬を描いたものがあったが風に吹かれる花を描く技量はわたしにはない。葛飾北斎芍薬の絵は写実的に見えるがよく見ると写実的ではない。風に乱れる花びらや葉に見えるように描いている。観たままを描くのでなく、見えるように描いている。この技を少しでも身に着けたいものだ。
 

 紫陽花の葉を喰ふ虫をつぎつぎと当然として吾はつぶしたり

 庭の樹の新緑暗むときがきて雨戸を閉めればひとりの夜