桃の花の絵を飾ってもらう

 お昼前に近くの特別支援学校に行き、売店で葉付きの人参を一袋買った。
 校内のカフェで犬友だちと珈琲を味わい、知人や他の友だちが訪れにぎやかになった。授業の一環として接客や珈琲の入れ方、レジの使い方などを学んでいるので先生は地域の人たちの集会所的な場所になっていることを喜んでくれる。わたしたちも先生が歓迎してくれることに甘え気味で珈琲のおかわりをいただく。
 ただ、自分たちの話に夢中になり、生徒さんへの受け答えがおろそかになるのはいけない。こちらへの接客に対して、いつもありがとうということばをかけるようにしている。接客が当たり前のこととして受け取るのは街の店でだったらあるかもしれないがここではひとつひとつを受けとめ、ことばで仕草で目線で返すようにしている。
 今日は話に夢中になって少しおろそかになったかもしれない。
 友だちに誘われ、近くのデイケアセンターにわたしが書いた絵を何枚か置かせてもらっている。昨年末は柿や落葉の絵だったので季節にあったものを友だちといっしょに替えに行った。昨年の4月頃描いたグラスに桃の花の枝をさした絵と日本水仙の絵を持って行った。桃の花の絵は大きめのサイズ、水仙は葉書大の大きさ。お雛様の段飾りがしつらえてあるので桃の花の絵を選んだ。
 デイケアセンター近くの友だちの家にお邪魔して少し話して帰るつもりが夕方近くまで長居してしまった。


 首のばし梅の花をついばめる目白のまなこが白く光れり