桃の花の絵を描く 

 
 一日中雨が降ったり止んだりの天気。雨が止んだら午後は花見散歩に行こうと思っていたが外に出ると小雨が降っていたのでやめた。明日は小雨ならも散歩に行くかもしれない。体調しだいだが。
 今日は前から桃の花の絵を描きたいと思っていてすでに花盛りを過ぎた花を見て焦りを感じていたので絵を描くことにした。
 散っている花がちらほら、芽吹きがはじまった枝が多い。数本切ってガラスのコップにさし絵を描いた。大きめのスケッチブックに描いたので鉛筆でスケッチするだけで疲れてしまった。彩色は明日にすることにして切った枝から自然に落ちた桃の花とはなびらを組み合わせて葉書サイズの紙にスケッチした。こちらは何とか彩色できた。
 居間の掘り炬燵の上に桃の花を挿したコップが置いてあるが動かせないので描き終えるまで、パソコンを操作するのも食事をするのも隣の仏間ですることにする。花の絵を描く場合、一日たつと花の開き方や葉っぱの向きなどが変わることが多く、元のスケッチとは微妙に違うものを見ながら色付けすることになる。花の絵を描くことが多く、二日間にまたがることが多いので慣れてはきたが。

 今日詠った歌をいくつか

 雨の重さ咲き満ちる花受けとめて見る人もなき土曜日の朝
 雨のなか友とその犬と歩きたるわれにわが犬がそふごとく歩く
 萌えそむるカエデが雨にけぶりたりひと葉ひと葉がsしずくにしだれ

 桃の花はじめて描きぬ愛犬の名となりし花思ひをこめて
 花びらのかたちいちまいいちまいが違ひてをりぬ桃の花は
 やわらかき紙をほどいたやうな桃のはなびらしわが味わいになる