数日前から目の縁がぴくぴくと動くことがあり、疲れがたまったかなと思っていた。
昨日は午前午後と自分の部屋にこもっていた。朝の散歩はいつものようにしたがその後は横になっている時間が多かった。1〜2時間は眠ったかもしれない。
今朝は寝過ごしてしまい、7時半ごろ起きた。いつもの散歩もやめて家にこもり居間で過ごしている。
民放テレビを見てもおもしろくないのでBSに変えたら、NHKBSプレミアムで再放送をしていた番組がとてもよかった。青森県の岩手山のふもとで「森のイスキア」という民宿であり避難場所でもある家の運営を主宰された方で昨年の2月に他界された。
番組は2008年に放映されたもの。あれから9年のときがたっているが時代が変わってきたのを痛感するとともにこれからの時代にもこういう場所が必要なのかもしれないと思った。見ていて心がいやされた。
番組名は「プレミアムカフェ選 初女(はつめ)さんのおむすび〜岩木山麓・ぬくもりの食卓〜」である。
昨年末は餅つきが衛生的でないとかの理由で中止するところがあり、テレビで取り上げられていた。おむすびはどうなるのだろうか。人の手のぬくもりより衛生面を重視する感じ方に違和感がある。刻みのりによる食中毒はどこが感染源なのか特定できていないのに、刻みのりを加工した業者にテレビカメラを持ちこみ話を聞いたテレビ局があった。(感染源はここではないかと)誤解を招くやり方と思った。
午後から車に乗りいつもの図書館に本を一冊返しに行き、足を伸ばしてスーパーマーケットまで行った。天然鰤の切り身がとても安くてびっくり。養殖の鰤より安い。豊漁のため、と断り書きがあったが取れ過ぎるのも漁師には辛そうだ。
今日の歌はこんふうに作ってみた。どれも素描のような歌である。推敲は必要だがあえてしないでしたくなったらすることに。
覚めぎわの夢に母はうつしみの声で話せり明るき声で
「初女さんのおむすび〜岩城山麓・ぬくもりの食卓〜」を見て
君をおくる鐘が響くなり細きからだが去りゆくその道は遠けれど
生れし川のぼる鮭を見守りぬ生きものすべてにふるさとありて
野に摘みしつくしをあまた蕗の葉にのせにし森のイスキアの人
おむすびのぬくもり遠くなりにける平成のすえ初女さんに会へり
母とふ字梅の花びらふたひら舞いているなりこの人が書けば
白梅の花びらこぼれ涙の如く地にありぬ夜の雨に打たれて
目覚めるに横たわるまま老木の梅の来し方思ひめぐらせり
目を閉ぢぬ枕辺の犬におやすみと声かけ部屋の明かり消したり
赤色の椿がひとつだけ咲いた
下の写真は同じ椿のつぼみで明日にも咲きそう
老犬ももこがいた昨年の春は花つきが良くなかったが今年は
たくさんつぼみがついている
白花の沈丁花がひとつふたつほころびはじめた