昨日は2年ぶりのクラス会、今日は明治神宮歌会

 昨日の土曜日の日中は陽射しが出て、それほど気温が下がらなかった。夕方から毎年開かれる高校のクラス会があり、2年ぶりに出席した。
 週末の混み合う神楽坂を上り、電話で店の場所を聞いてすぐたどりつくことができた。
 今回のクラス会のトピックはなんといっても女性の参加が増えたこと。いままでは少ない時は1名、多くても3名にとどまっていたが今回は5名が出席したのである。小皿料理が一品一品運ばれてきて座る席が決まっているため、そんなに多くの人と話せたわけではないが参加者全員が近況などを話したので座ったままでもいろいろなことがわかった。
 自己紹介の名前を聞いても当時を思い出せない人が何人かいた。半世紀近く歳月が流れているので、印象の強い人以外は記憶が薄れていようだ。家に帰って卒業アルバムを見ながら、記憶を取り戻してみたい。
 とはいっても全員が高校時代の2年間をともに過ごした仲間なので気おくれなく遠慮なく話せるのがいい。話していると高校時代にも戻るような感覚もある。また、歳月がたってもその人の持ち味というかキャラクターは変わっていない人がほとんど。なかには高校時代には想像できないほど変わった人もいて、これはこれで感心した。
 二次会にも出席して楽しい時間を持てた。クラスのみなさんに感謝します。

50年を経て面影残す顔 年に一回集まり語らう
保護犬のももこ一年五ヶ月をせいいっぱい生きしわがかたわらで
人参の皮ピューラーでむきながらふいに涙 愛犬を思い出す
あんなにも食べること好きだった犬食べられなくなるを見るせつなさ
ひたすらに生きようとする犬の性(さが)衰えてゆくを見るしかなく

 今日(11月27日)は月に一回の明治神宮歌会の日。7時半ごろ、いつものように老犬ももこの友だち犬や飼い主さんといっしょに散歩に出て25分ほど歩いた。家を出たのは10時半ごろで表参道の明治神宮には11時半ごろ着いた。
 講師は松坂弘先生で、当座は「並木」。歌会には70名の参加者がいた。武蔵小杉で開かれるたちばな短歌会のメンバー2人と同席した。
 わたしが提出した歌はこんな感じ。

 裸木の桜並木を見上げれば細き枝えだ春の芽があり

 こんなのも作ってみた。
 駅舎から銀杏並木がいく筋も扇のように開きゆくなり
 並木道相合傘で歩きけるあの人はいま何処を歩かむ