特別支援学校のカフェでハモニカライブ

 今日は七夕の日。柴犬レオが3年余り前に亡くなったとき、いつも行く図書館を訪れたら七夕の笹飾りが置いてあった。誰でも願い事を書いた短冊を吊すことができた。「レオ、これからもずっと一緒だよ」と書いた短冊を吊るしたことを思い出した。同時にあのときの激しい喪失感、どこにいてもレオを思い出してしまう身の置き所がない日々を思い出した。
 近所にある特別支援学校のカフェでは特別な催し物があった。ここをよく訪れるお客さんのひとりが独学でハモニカ演奏をしていて、その方のミニライブが開かれた。演奏に使うハモニカは60年前、その方の12歳年上のお姉さんに買ってもらったものとのこと。ずっとそのハモニカを使い続けたのである。演奏法はご本人によるとビブラートをきかせたり、強く息を吐いて音の強弱をつけるなど、独自の演奏を身に着けたようだ。
 演奏した曲目は、滝廉太郎の「花」に始まり、ビートルズの「レット・イット・ビー」やピーター・ポール&マリーの「花はどこにいった」など、締めくくりはコンドルは飛んでいく」で、アンコールの曲は「七夕」だった。全部で8曲演奏した。
 ライブの観客はカフェによく来るお客さんや、学校の生徒さんたち、先生など。そんなに広くないカフェは人でいっぱいになり、みんなで聞き入った。
 特別支援学校のカフェは授業のひとつとして運営されている。ここで生徒さんたちを指導している先生は演奏した方にお礼をいい、次は秋にまたライブを開きたいと話した。小さなライブだが生徒さんたちと地域の住人たちの触れあいの場にもなるし、ライブの準備としてチラシを作ったりなど生徒さんたちがいろいろなことに挑戦する機会が与えられる。

 わたしがライブを聞きに行っている間、老犬ももこはエアコンがきいた居間でお留守番。帰ってくるとそんなに暑くないのにはあはあしていた。あわてて扇風機を回して様子を見ると少しおさまった。ひとりでいる心細さもあったかもしれないが、今日は昨日より暑くなったことは確か。
 ももこは朝の食事は出したものをほとんど食べたが、夕食は半分くらいしか食べなかった。夕食後4時間くらいたってトイレのために外に出すとゆるいうんちをしたのでお腹の調子が良くないのかもしれない。夕食前にもゆるめのうんちをしたので大丈夫かなと思っていたのである。