老犬ももこの気持ちに寄り添いながら

 わが家の老犬ももこ〈ミックス、推定年齢13歳)は5月9日の朝、食べたものを吐き戻し、腎不全末期の闘病生活を続けている。
 5月9日以降しばらくは自分で立ち上がり、よろよろしながらも歩いていたがある時から立ち上がるのが困難になった。体調が悪い時は立ち上がろうとすることもなかったがこの何日かは自分でなんとか立ち上がろうと何回も試みて果たせないでいる。
 こちらは見るにみかねて手を貸して立ち上がらせ、手を貸しながらいっしょに歩くこともある。
 今日はももこが立ち上がろうとしているので、手を貸して立ち上がらせ、家の中をしばらく歩いた。ももこのために木の床は敷物やジョイントマットが敷いてあり、畳の部屋はラグが敷いてある。仏間を通り抜け、外廊下を歩き、居間に戻り、また仏間から外廊下、居間へを2回繰り返し、最後は洋室に行きたがったのでいっしょに歩いて入り、そこで疲れはてたように横になった。洋室は午前中は日が入るが午後は日陰になり、風が通って涼しいのでこの部屋を選んだのかもしれない。気持ちよさそうに眠っているももこを見ながら、いつも居間の決まった場所に横たわらせているももこだが、本当は家の中でも行きたい部屋があるのではないかと思った。ももこが自分で立ち上がり歩けるなら、そこに移動しただろうができないので悔しい思いをしているのではないか。
 動けないのだからここにいなさい、では可哀そうだと思った。ももこに歩きたい気持ちがあり、歩ける元気があるなら、できるかぎり力を貸してあげよう。わたしが力を貸さないと立ち上がれず、歩くことができないにしても、歩きたい気持ちを大切にしてあげたい。ももこは息をして食べて眠って、おしっこやうんちをするだけではない。気持ちや思いを持っているのだ。ももこの気持ちに寄り添っていきたい。
 午後は遅れていた花壇の植え替え作業をした。花が終わり、種ができたポピーを抜いたり、日日草やブルーサルビア、ジニアなど夏から秋にかけての草花を植えた。真っ赤なポピーは花が遅かったためか種がまだ熟していないので残しておいた。

 午前中にももこのお尻まわりをお風呂場で洗った。寝たままでおしっこをするので、昼間はティッシュなどでよく拭き取るようにしているが夜はお尻がずっと濡れたままになっている。そのため、陰部のまわりの皮膚が赤くなり痛々しい。バスマットの上に横たわらせてシャワーと石けんでお尻まわりと尻尾、手足を洗った。尻尾はたらんと地面に垂れているのでおしっこで濡れることが多い。
 洗った後はタオルで湿気を拭き取り、ドライヤーを冷にしてあてた。ももこは気持ちよさそうにしていた。

電線に尾長が止まろうとしている
後からカラスが追いかけてきた
尾長も大きな鳥と思っていたがカラスに比べるととても小さく感じた

スモモが少しづつ色づいてきた

咲き始めたアガパンサス