梅雨の晴れ間がひろがる

 久しぶりに朝から夕方まで晴れたような気がする。気温は上がったがほどよい風があり、部屋の中にいると冷房なしで気持ちよく過ごせた。
 老犬ももこは5月末に激しい歯ぎしりをおこし、食べられなくなり、しばらく食の細い日が続いたが少しずつ食欲が戻ってきたようだ。最初はお粥や湯がいた野菜、ごく少量の肉類をハンドミキサーでポタージュ状にして舐めさせ、療法食の缶詰も食べていた。数日前から缶詰を食べる量が増えたので、ドライのドッグフードを砕いて粉にしスープでふやかしたものをくわえるようになった。
 食べさせ方を工夫し、まず器に入れたポタージュをなめさせ、量が少なくなりもっと食べたい様子が見えたら缶詰を加え、さらに食べられそうだったらふやかしたドッグフードを加えるようにしている。最初からぜんぶ混ぜて出すとかなりボリュームがあり、出したからにはぜんぶ食べてもらおうとこちらも無理に食べさせてしまいがちなので、ももこの食欲にあわせ量を調整できるようにした。
 昨日は月に2回通っている生け花教室の日だったが、わたしの体調がいまいちなので休みをとり、花材だけを受け取りに行った。
 今日も昨日と似たり寄ったりの体調。朝早めの時間に友だち犬の飼い主さんがももこの様子を見に来てくれた。この方はももこが腎不全の悪化で闘病生活を送るようになってから(今年の5月9日より)、携帯電話やメールでももこの様子を聞いてくれたり、家に様子を見に来てくれた。ももこのことを気にかけてくれる優しい人なのである。ももこの介護に追われるわたしも、ももこを気遣ってくれるこの方に癒され励まされる。
 いつものように10時前にももこの皮下点滴200CCをすませ、すぐ車で動物病院に行き、点滴の輸液や針、点滴用のチューブ、腎臓の薬など2週間分を受け取った。ももこの状態が安定しているので、病院に連れて行かず、治療に必要なものを受け取り、自宅療養を続けることにした。2週間分で1万2千円ほど。健康保険がないので割高に感じる。
 午後は熟して橙色になった梅の果肉で梅ジャムを作った。梅には糖分が含まれていないのでかなりの量のグラニュー糖を使った。砂糖の量が少ないと、酸っぱくて美味しくないから。
 時間をかけて梅の果肉を煮詰めてジャムが出来上がると、疲労をおぼえた。自室の畳の上でごろんと横になりそのまま1時間ほど眠った。開けた窓から風が入り、気持ちよい昼寝だった。


木立の間から夏の空がのぞく

洋室から見た紫陽花
この紫陽花は、洋室から眺めるのがいちばんきれい

結実したニゲラ
風船のようにふくらんだ実の中に種子が入っている

夕食後のももこ
ちょっと元気がないかな
食欲はあるように見えたが