老犬ももこと動物病院へ

 今日は朝から雨が降っていた。老犬ももこはて夜寝ているベッドで数回おもらしをした。起きてから玄関外に出してもおしっこをしなかったのはそのためかもしれない。
 朝食はいつも通りに食べ、わたしがゴミ出しに外に出ている間に部屋の中でうんちをした。ほどよい固さがあり敷物を汚さなかったのが幸いだった。
 8時半ころ、お腹いっぱいになり、うんちをして気持ちよく寝ているももこを起こして、車の中に抱いて運び、動物病院を目指した。皮下点滴や腎臓の血行を良くする薬(もとは猫の心臓病の薬だったようだ)、腸管に付着したリンを吸着するというサプリメント(食べ物に混ぜる)の効果を確かめるために週に一回の血液検査をしている。
 体重は10.2キログラム。血液採取した後、ももこがおしっこが出にくいことや一回した後何回も少量のおしっこをすることを伝え、膀胱炎の疑いがあるとのことで尿も採取してもらった。ももこのお腹にエコーを当てながら、膀胱に注射針をさし、とった。ももこは仰向けにされて、目を見開いた。何をするのよ、みたいに。
 血液検査の結果は前回より悪くなっていないが良くもなっていない。高止まりの状態で安定している。尿の検査はモニターで見ると一目瞭然である。細菌がうようよしている、白血球と赤血球も交じっている。膀胱炎を発症してると診断され、一日一回抗生物質を服用することになった。
 この薬でももこの膀胱炎が良くなるといいのだが。おしっこがなかなか出ない、出ても全部出しきれない、そんなももこはとても辛そうに見えた。もっと早く抗生物質を飲んでもらえばよかったと後悔。
 1週間後に、尿検査を行うことになった。抗生物質がきいているかどうかを確かめるために。
 5月9日から今日までのももこの医療費が10万円を超えた。このペースで何か月も続けるのは経済的に楽じゃない。腎臓のための血液検査は2週間に一回か月に一回くらいにできればしていきたい。