自宅でひとりで皮下点滴をした

 晴れてさわやかな風が吹き渡る日となったが、心は晴れ晴れとはいかない。
 朝ごはんを食べる前に老犬ももこが昨夜食べた物を少しと黄色い胃液のようなものを吐いた。しばらくたって落ち着いてから朝食を出すと食べてくれたが、心配になったので動物病院に電話をし、自宅で皮下点滴をすることにした。
 3日に一回点滴をするつもりだったが1日早めたのである。
 獣医師に教わった手順に従って輸液を電子レンジであたためる、ももこの皮膚を消毒するなどをして、針を刺したが一回目は皮膚を突き通してしまい、輸液が外に出た。2回目でうまく皮膚と筋肉の間に入れることが出来た。
 ももこは最初はもぞもぞ動くことがあったが、撫でたり話しかけたり頬ずりしたりしていると落ち着き、点滴が終わる頃は眠ってしまった。自分一人で行う皮下点滴を無事にやりとげることができ、ほっと一息ついた。
 ももこだけでなくこちらも調子がいまいちで、やりたいことがあまりできない。花が終わったツツジの剪定をしたいのだが日中は気温が上がったこともあり、とりやめた。その代り、花が終わった矢車草を引き抜いて植えてあったプランターをスコップで掘り起し、腐葉土などを混ぜ込んで次の花の準備をした。百日草を植えるつもり。
 夏の花は朝顔と百日草、千日紅がわが家の定番。母親や柴犬レオの思い出と重なる朝顔、レオがいた時種をまき亡くなった後咲いた千日紅、切り花として利用したい百日草と花たちはそれぞれの役割を持っている。

これは昨日夜のももこ
こういう姿勢で眠るももこを見ると柴犬レオが重なる