植木屋さんが庭に入る

 例年だと4月か5月頃、植木屋さんに来てもらうのだが今年はちょうどその頃体調が思わしくなく、年の終わり近くになった。
 どんどん天を目指して伸びる柿の木をまず切ってもらった。上のほうに実っている柿の実も収穫してもらった。ひとりが木の上に上り、ノコギリで大枝を切り落とすと下でシートを広げて受け取り、柿の実が保護された。木の上の方が大粒の実がなっていて、しかも赤く色づいている。
 毎日庭を訪れる鳥たちには悪いが一つも残さず採り尽した。
 昨日柿の実の収穫を手伝ってくれた近所の人は、奥さんが甘くて美味しいと言ったと、おかわりの柿の実を取りに来た。
 午後は取り立ての柿を持って、近くの母の実家に足を運んだ。いつもなら車で行くのだが、叔父の介護関連の業者さんが来ていて停められないとのことだったので歩いて行った。下の叔父〈母の下の弟)の奥さんは柿が大好きと言って喜んでくれたが、叔父はデイケアに通っていて会えなかった。上の叔父は家にいて1親の面倒を見ている従妹や奥さんもいたので、上がり込んでしばらく話した。上の叔父は90歳になると言う。歩行器がないと歩けないとのことだ。
 母が亡くなった8年近く前には葬儀に参列してくれたし、1周忌や三回忌の法要にも来てくれた。あの頃と比べるとやはり衰えを強く感じる。

植木屋さんが剪定した後の柿の木
だいぶ樹高が低くなりすっきりとしたがもっと低く抑えたい


4か所に配った後に撮影した柿の実