6月15日は柴犬レオの命日

 朝から晴れて陽射しが強い一日となった。早朝は薄い雲がかかり、その向こうに青空が透けて見えていた。こういう日は暑くなりそうな気がしたがその通りになった。
 先週の金曜日に収穫した梅の残りを、痛んだところを取り除いて梅ジャムを作った。根気のいる気の長い作業で、途中何回か火を消して煮るのを中断した。お昼前にやっと出来上がった。ジャム造りの合間に、近所の奥さんに昨日収穫した梅を差し上げた。お返しにトマトやナスの夏野菜、人参などをたくさんいただいた。
 今日は2年前に他界した柴犬レオの命日。ジャムを作る前に、レオのお骨が安置してある仏壇の前に座り、お線香をくゆらした。レオの写真アルバムを久しぶりにめくった。若い時も老いてからも、どの時のレオも大好きだと思った。特に身体が衰えてからのレオは愛おしくてたまらない。
 仏壇には、庭の紫陽花を切ってきて昨夜から飾っている。レオが死んだ日、紫陽花は花の盛りだったのだろうか。今年は今が花の盛りだが、一昨年は少し盛りを過ぎていたような記憶がある。紫陽花はレオといちばん重なる花。レオは紫陽花の季節にこの世を去ったのだから。レオの棺にも紫陽花をちりばめ、いっしょに旅立って行った。
 レオのことを思い出し、あの日に帰ったわたしを見て、老犬ももこが悲しげな顔を見せたと思ったのはこちらの錯覚だろうか。
 今日のももこは後ろ足がいつもより開きやすく、見ていて危なっかしい。昨夕の散歩のとき、なだらかな坂を上ったがあの上りが足に負担だったのだろうか。あの坂は今まで2回ほど上ったがいつも途中で引き返してきた。昨日は引き返さなかったので大丈夫かなと思ったが心配が的中したようだ。




レオにお供えした紫陽花
1本の大株の木から切り花にした
同じ木でも日当たりの違いなどで花の色合いが違う