友だちと駅前で会う

 日中は陽射しが強く、かなり暑くなった。
 朝は5時くらいに起き、老犬ももこの散歩に出るが涼しさのある空気が気持ちよい。まだ暑くならないうちに、乙女椿の剪定の続きをした。脚立に上り、切ろうと思っていた最後の1本の太い枝を切り離した。葉っぱが上のほうで密集して頭でっかちだった椿が劇的にすっきりした。思い切ったことをしたと我ながら思った。昨年だったらここまで切ろうという発想がなかった。
 椿の剪定が終わるとももこが今度はわたしの番よと言いたげなので、首輪をつけて外に出す。家の前の道路でおしっこをしたが、〈用をたすだけで)歩かないだろうと思ったら、歩き出したので日陰を選びつつ歩く。9時頃だがすでに陽射しは強くなり始めた。
 散歩から帰り、庭の通路を玄関に向かうと携帯が鳴り、犬友だちからだった。今起きたところで遅めの朝食をとりたいがいっしょにいかかが、みたいな電話。わたしは7時前にすでに食べているのでことわろうと思ったが友だちの様子がなんとなく引っかかるというか、気になって会うことにした。
 友だちはここ数年、突発的に心臓細動になったり、外出先で倒れたり、いろいろ身体の変調があった。極度のストレスが原因のようでもある。会って話を聞くと、診療所への通院とは別に、認知行動療法とい心理的な治療を定期的に受けているとのこと。何か困ったことが起きたとき、人は自動的にあるぱ決まった考え方に陥る傾向があり、その考え方を整理して、こういう見方、考え方もあるんだよと心をやわらかくする方向に持って行くという心理的レッスンみたいなものか。療法士さんはその人固有の考え方の偏りを解きほぐし、新たな見方、考え方に導く役目をするようだ。
 話を聞きながら、わたしも少なからず考え方が偏る傾向があり、安定した睡眠がとれないのはそのためかもしれないと思った。
 友だちと近くのペットショップに行き、ももこのために首輪を買いたいと探した。ももこという名前にぴったりにピンク色の可愛い首輪を見つけたがサイズが合うかどうかわからないので、測ってからまた来ることにした。代わりにピンク色のぬいぐるみを買ったが、家に帰り、目の前でひらひらさせたが、ももこは完全に無視。ここまで無関心なのが信じられない。その代りに(?)持ち帰った食べ残しのパンの包みをがぶっとくわえた、ももこ。花(ぬいぐるみ)より団子のタイプのようだ。
 友だちからはももこにピンク色の食器をプレゼントしてもらった。この中においしい食事を入れれば、ももこのお気に入りになるはず。


花より団子のももこさん

透け透けとなった乙女椿

昨日の午前中はつぼみだったダッチアイリスが花開いた