今日も休養する

 朝から晴れて日中はあたたかい陽射しが降りそそぐ。一昨日出かけた疲れが残っているのか?今朝も軽いめまいが起きた。布団の中で座って新聞を読んでいたときのことである。ふわっと妙な感じがして、軽い吐き気が起きた。あわてて布団に横になったら、すぐ直ったがしばらく横たわっていた。
 いちばんひどいめまいが起きたのは2010年の5月で、その前日はとても身体が重く疲れていた。その時13歳になっていた柴犬レオの散歩をしながら、身体が辛くて早く切り上げたのを覚えている。そのときよりは軽い疲労だが同じような疲労を一昨日でかけた帰りの道で感じた。気を付けなければいけないと思った。
 そんなわけで今日は昨日よりのんびり過ごすことにした。近所の買い物に行き、駐車場横のベニカナメが植えてある根元に草が生え始めたので軽く草取りをした。陽射しが暖かいので布団を干した。
 布団を干した縁側を眺めていたら、この家で母の葬儀を行った時のことを思い出した。通夜の夜、縁側の端に弟と並んで座っていた。弔問客が訪れると、縁側の掃き出しのガラス戸を開けて祭壇に向かってお線香をあげてもらった。縁側の端に座るわたしのほうに柴犬レオがゆっくり歩いてきた。〈散歩をさせ、ご飯をあげたがその後は)レオのことを誰もかまわず、一人にしておいた。通夜の夜、家に大勢の人が来ていつもとまったく違う様子に不安を感じ心細かっただろう。レオはわたしの姿を探していたのだろう。真っすぐとわたしのほうに歩いてきた。わたしの膝元に静かに身体を横たえたレオをやさしくなでてあげた。ここにいれば大丈夫だよという気持ちをこめた。あのときレオがわたしに寄り添ってくれたと思っている。
 陽光あふれる縁側を見ながら、まったく違う寒く悲しいあの夜を思い出した。レオとわたしが座っていた場所には、シクラメンの鉢とシャコバサボテンの鉢が仲良く並んで置いてある。


満開になった盆栽の紅梅
花びらが散り始めた


ひとつだけ咲いたクリスマスローズ



日当たりがいいので、パンジーが元気に咲いている