さわやかな風吹き渡る月曜日、短歌を作る

 昨日より陽射しはおだやかになり、夕方からは雲が出てきた。心地よい風は今日も吹いている。
 昨日、月に一度の歌会があったことと、最近、短歌集をよく読んでいることが気持ちを動かしたのか、いい天気にかかわらず短歌を作って過ごした。
 歌は数をこなすことで身につく面もあるのではないか。と思い、自信はあまりないが10首をめざした。

 縁側に踊る木漏れ日愛犬の姿は見えずとも在りし日見える
 亡くなりし柴犬レオに近づきたく「供養」という字辞書で調べる
 愛犬の仏壇に置く写し絵にコデマリの花舞い落ちてあり
 愛犬のいない庭にも春が来て無心に花が咲き競いけり
 神宮の森に幻のレオ走るわたしと過ごす4月の日曜
 額紫陽花、日毎に葉が大きくなり柴犬レオの命日近づく
 縁側に揺れる木漏れ日見つめれば時をさかのぼる心地す
 仰向けの虫を起こすは情けなのかいつまであるかわからぬ命を
 プラスチック容器に蜥蜴が入り込み出られずにいるをとりあえず助けた
 濃いピンクの久留米躑躅(つつじ)咲きそろえば他界せし犬待つ風情あり
 老犬が落ちて泣きにし掘りごたつ落ちる犬なく仕舞うことなく
 矢車草命つないで春迎えつなげぬ命を偲ばせたり

 先日、飼い主さんがいなくなり、新しい家族を探しているトイプードルのことを書いた。友人から従妹の知人にその犬に会ってみたいという人がいると電話があった。その方はトリマーにしていて、現在は犬を飼っていないが飼ってみたいと思っているそうだ。友人の従妹はペットショップに勤め、そのトリマーさんも同じペットショップに勤め、動物が好きなことは誰にも負けないだろう。ただ、この話をわたしに持ってきた友人に電話をしたところ、連休中にこのトイプードルに会うことになっている人がいて、現在家で飼っている猫との相性がよければ飼いたいとのこと。
 トリマーさんは最高の家族になってくれると思ったが、優先順位があるので仕方ない。でもトイプードル君にはいい家族ができることを願っている。


オオムラサキツツジも咲き始めた 


アジサイ’紅’のつぼみ
咲き始めは白い花で咲き進むにつれて紅色に変化する