飼い主が亡くなったトイプードルのこと

 今日は朝から小雨が降り、肌寒い。燃えるゴミを出す日なので、小雨の中、椿の落花などを拾い集めたり掃いたりして、庭や駐車場をきれいにした。
 午前中の早い時間、昨日電話をくれた友だちから電話があり、新しい飼い主をさがしているトイプードルについて、より詳しいいきさつを教えてくれた。このわんこは1歳4か月で、いわゆるペットショップで売れ残った。この子を買いたいと思う方がいて、すぐには家に連れて帰れないので、ペットショップでキープしていた状態でその方が亡くなったそうだ。ペットショップでは犬はこの年齢になると売れなくなる。このわんこは行き場所のない犬を引き取り、新しい飼い主をさがす活動をしているところに現在預けられている。
 柴犬レオがきっかけでおつきあいすることになった友だちに、誰かこのわんこの飼い主になってくれる人の心当たりはないでしょうかとメールを送った。数回ほどメールでやり取りした後、電話がかかってきて2時間ほど長電話をした。友だちは数人ほどもしかしたら・・・・・という心当たりがあるようだ。電話をしながら、一度泣いてしまった。トイプードルをもらってくれる人が誰かいないかと話しているうちに、自分の亡くなった愛犬のことを思い出した。妙なことだが、レオがいないんだということがいつもより強く迫ってきた。いないのだ、いないのだ。と何回も心の中でつぶやいた。
 友だちのある一言が心を揺り動かしたからだったがどんな言葉かは忘れた。友だちの謝る言葉で我に帰り、平常心に戻った。
 写メールで送られてきたトイプードルの写真を見ると、グレーの毛色の元気な男の子で、友だちにいわせると「ぶさかわ」とのことだが、早く落ち着けるところが見つかってほしい。