カラスが庭の木に巣を作った

 久しぶりにおだやかな晴天が楽しめた。日中は少し暑いくらい。1〜2週間ほど前から気になっていたのだが、道路に面して立っている大きなサワラの木にカラスが巣を作っているのを発見した。木の下に小枝が落ちていたり、カラスがやたらと行き交う姿を見かけたので、もしかしたら・・・・と思っていた。一年中葉っぱが繁っている常緑樹の大木なので、カラスには巣作りに格好の木なのだ。道路から見上げると木の枝を重ねた立派な巣が木の頂上近くに出来上がっている。クリーニング屋さんが使うハンガーも何本か見える。
 ここで抱卵して卵が孵ると大変なことになると思った。子育て中のカラスは攻撃的になり、巣の前どころか、巣のある木が立っている通りにさえ、人が通るのを嫌がる。数年前、柴犬レオと散歩中にカラスに後ろから頭を小突かれるようにされ、さらに数十メートルほど遠巻きに追いかけてきた。多分、巣を作った木のある通りから出るまで見張っていたのだと思う。
 なんとかカラスの夫婦に、ここは安心して子育てができないと思わせるために、剪定枝でいわゆるパチンコを作った。石のような重いものは飛ばないが、軽い梅の種を使うととてもよく飛ぶ。ただ、カラスはとても利口で、パチンコで梅の実を飛ばすまで木の上にいることはない。わたしが玄関の戸を開けただけで巣から飛び立つ。カラスはわたしは何をしようといるか、完全にわかっている。こちらもカラスに命中させるつもりはまったくなく、ただ、ここは居心地が良くない、安全ではないと思わせたいだけである。
 これでカラスがいなくなるかどうかはわからず、何か他にも方法はないかと思い、いつも車で来るお豆腐屋さんにカラスが巣を作ったと言ったら、区役所にカラスの駆除課があるから電話をするといいと教えてくれた。
 道路に面した場所に立っている木に巣を作り、通行の妨げになる、子供たちもよく通るのであぶないと相談しようと思った。

 柴犬レオがいた頃は、今より、出はいりが多く、また老犬とはいえ犬がいるのでカラスも巣作りがしにくかったのかもしれない。レオがいれば、夜でも早朝でも外に行くことが多かったし、サワラの木の近くでレオが歩いていることも多かった。レオがいなくなったから、とは一概には言えないがカラスが巣を作ったことにもレオの不在を感じた。



チューリップの花が咲き始めた


姫リンゴの花のつぼみ
いくつかのつぼみが集まって、小さなこぶしのようになっていて
そのこぶしがスーッと伸びて、ほぐれて花が咲く
写真はつぼみのこぶしが伸びて、ほぐれかけているところ

こちらはつぼみが開いた姫リンゴの花