近くの川で金魚釣り大会が開かれる

 朝方は曇りだったが夜は雨が降ったのか庭の土が湿っていた。お昼にかけて晴天になったがお昼を過ぎると雲行きが怪しくなり、雨がぱらついた。すぐ雨はやみ、また陽射しが出たが長続きしないで、こんどは雷を伴う本降りの雨になった。
 毎年,四月の第一か第二日曜に金魚釣り大会が近所の川(もとは農業用の用水路)で開かれるが、今年は今日開かれた。母がいて元気な時はよく母といっしょに見に行き、母が高齢になり出かけられなくなってからは昨年亡くなった柴犬レオといっしょに行った。母が亡くなった後もレオと毎年行くのが常だった。2011年は東日本大震災があり、中止になったがその時以外は毎年開かれ、20〜30年は続いていると思う。
 昨年はレオの世話に忙しく、釣り大会が終わる頃ひとりで見に行ったのをおぼえている。レオは衰えが激しく、わたしが抱いて行っても無理な様子だったので、連れていくのは最初からあきらめていた。
 一昨年〈2012年)は、大震災後、一年の空白を経て再開された。レオはくるくる回って歩くようになっていたので、わたしが抱いたり、ときどき地面に下ろして歩いてもらいながら金魚釣り大会を見て回った。半分くらいはレオを抱いていたと日記に書いてある。その年は4月8日に開かれ、桜の花が満開できれいだった。
 日記を読み返しながら、こんなことを思い出した。レオがいない今年の金魚釣り大会。それでもひとりで見に行った。主催している商店街の人や知人とことばをかわしながら見て回り、母が好きな焼きそばとレオが好きな焼き鳥を買って家に帰った。それぞれにお供えして、今年もやってるよと報告した。
 午後は、本を返すために車で図書館に行ったが、駐車場が満車でとめられず、雷が鳴って天候も悪化したので、本を返さずに引き返した。ホームセンターに寄りたかったが雨が激しくなったので、これもやめて家に帰った。家についたら、しばらくして雨が止んだので、がっかり。


今年の金魚釣り大会は、何とか雨を避けて開くことができた


川にネットを張って、金魚が逃げないようにしている
今年の金魚は例年より大きいみたい


焼き鳥をお供えした


金魚釣り大会があった2012年4月8日に撮影
桜並木のレオ