春雨とは言えない冷たい雨が降る日に

 3月に入ったらもう少し天気が春らしくなるのかと期待したが、今日は冷たい冬の雨が降る。
 燃えないゴミを回収する日なので、台所の隅にまとめておいたものを出したが割れた食器類が多いのに気付いた。有田焼のマグカップ、いつもビールを飲んでいた大きめのガラスのコップ、取り皿用の小皿。どれも5年以上愛用してきた。
 割れ物を入れた袋に「ガラス注意!」と書いた紙をガムテープで張りながら、食器を割るときはわたしの体調が良くない時に多いことに気付いた。2月は風邪を引き、その前後の長い間、調子が悪かった。その間に3つの愛用していた食器を割った。思い出すと、父を家で介護した最後の2か月余りもかなりの食器を割っていた。台所で父の食事(ミキサー食)を作るのに、こまねずみのようにくるくる動き回り、ハンドミキサーを動かしていた。もっと段取りよくできなかったのかと思うが、そのときはできなかった(いや今でもできないだろうが、市販のものをもう少し活用したかもしれない)。買ったばかりの比較的値の張る食器も割ってしまった。
 柴犬レオがいた頃、最後の数か月にご飯茶わんともうひとつ何かを割った覚えがある。ご飯茶わんはレオがいる時に買い直し、今も使っている。このご飯茶わんは短い時間だがレオとの思い出が重なっている。できればずっと使いたい。

 昨日は今日とは違い、天気が良かったのでずっと気になっていたナンテンの木の剪定をした。朝、燃えるごみを出す前に、ソメイヨシノやオカメ桜が植えてある生垣風のところのナンテンを長さをそろえて切った。細い木や古すぎる木は根元から切り、間引いた。昨年は剪定したナンテンよりオカメ桜のほうが背が低かったのに、今年はオカメ桜のほうが背が高くなった。サクラは成長が早いなあと感心した。離れたところから見ると、樹齢60年くらいのソメイヨシノと樹齢数年のオカメ桜は、お祖父さんと孫(ひ孫?)のように見える。
 午後にも2回にわけて庭に出てナンテンの木を剪定した。庭のあちこちにたくさんのナンテンの木がある。地下茎を伸ばし、ほっとくとどんどん増える。今年は例年より強めに剪定した。新芽が出ている節の下で切ると(そのあと新芽が伸びるので)いいと植木屋さんに教わったが、新芽が確認できないところも切った。さてどうなるか。


オカメ桜のつぼみ
日あたりがあまりよくないためか
花つきがいまいち

6年前、わたしの母と同じ日に亡くなった
叔母の形見にもらったクリスマスローズ
今年もきれいな花を見せてくれた


駐車場の後ろに植えたアネモネ
3枚の写真はいずれも昨日撮ったもの