今年最後のいけ花教室

 9月から月2回ペースで通っていた、いけ花教室。今日が今年最後となる。早目に来て準備を手伝ってほしいと電話があり、いつもより30分ほど早く行ったが誰も来ていなくて、一人で椅子やテーブルのセッティングをした。高齢者が多いためか力仕事を頼まれることが多い。わたしだって相当の年なのだが。
 今日の花材は黄菊3本、若松2本、千両1本、葉ボタン紅白一本づつ。先生が他の生徒さんの花を活けているのを参考にしながら、今日は一人でなんとか活け終えることができた。いつもはほとんど先生に頼りっきりなのだ。活けた花を先生が手直しすることで格段によくなった。中心の松の回りに千両や菊を窮屈そうに活けていたのを、左右に少し広げてやわらかな雰囲気にし、金色の柳を束ねたものを左右にふりわけて効果的にあしらった。紅い葉ボタンが足元を引き締めている。
 親しくなりかけていた方が身内に不幸があり、しばらく来れないかもしれない、場合によってはもう来ないこともありうるという話を、その友だちの方から聞いて、みんなで心配した。娘さんがまだ成人していないわが子を3人残して、病に倒れ、亡くなられたそうだ。また、こちらに来ることがあるだろうか。
 友だちになれそうな気がしたのだが、そう思えた人だからなおさら心配だ。
 来年の初いけ花教室は1月30日になる。遅めの初稽古だが、それまで元気で過ごしたい。


柴犬レオのいないお正月
せめて花だけでも新春の気持ちで
「人よりも花が多い元旦かな」