一年前の柴犬レオの写真を見て

 朝夕はいい風が吹くが、日中は日差しが強く暑い。日中、外に出て夏の空を眺めた。今まで夏の空を眺めることがききなかった。昨年夏のことを思い出してしまうからだ。昨夏のレオは夕方4時ころまで眠っていることがよくあったようにおぼえている。レオが眠っていて起きないときはわたしは出かけたくても出かけられず、外に出て夏空を眺めることがあった。
 夏の空はレオがまだこの家で寝起きしていた昨年を思い出させるため、あえて見ないようにしていた。今日はなぜか見たのだがやはり思い出すのは昨夏のこと。
 一年前のレオはどうしていただろう。パソコンに保存してある画像のファイルを開けると、ちょうど2012年8月19日のファイルがあり、そこにはレオの写真が何枚も保存されていた。駐車場でブラシング中のレオは気持ちいいいのだろう、にこにこしている。この写真が何枚もある。洋室のソファに座ったわたしの上に抱かれ、相好を崩しているレオの写真も何枚か。
 あまり写真をゆっくり見られなかった。笑っているレオの顔を見て、泣き出してしまったから。
 ブログにレオの笑顔の写真を載せようと、わたしがレオに笑ってもらいたくて仕掛けたところもある。それに応えて(?)笑ってくれたレオ。なんて優しいのだろう。レオくらいしかいないな。こういうふうにわたしに応えてくれるのは。そう思うと大粒の涙がぽろぽろこぼれてくる。レオに悪いという気持ちも起こった。写真を撮るために笑わせたので。純粋なレオに対して、自分の不純さが悲しくなり恥ずかしくなった。ごめんね。写真の撮影なんて関係なく、毎日レオに笑ってもらえばよかったね。毎日レオを笑わせたかったとつくづく思った。


今日の空
レオとよく行った桜並木の上の空だ

今日の桜並木
木漏れ日がアスファルトの道にまだら模様をつくっている
 

今日の花
カラミンサの白い小さな花がほわほわとした雰囲気をかもしだす
シソの葉っぱもある
花の彩りは濃淡のピンクのニチニチソウや、夏の花壇に欠かせないトレニアなど
右側にタネから育てた千日紅が植わっているが、葉っぱが目立って花つきが少ない