夕方から雷雨

 そろそろひと雨ほしいなと思っていたが、今日は夕方から雷鳴が空に轟いた。バリバリ、ゴワ―ンゴワ―ン。まだ雲の切れ間から青空がちょっぴり見えるが、雨が降るなと思ったら、思った通りの雷雨。このあたりはそんなにひどい降りではないが、庭に植えた木や草花にはほどよい雨の恵みだ。
 雷が鳴る前から久しぶりに絵を描いていた。パソコンを開き、保存してある朝顔の写真を見て鉛筆でスケッチ。水彩色絵具で彩色し始めたとき、雨が降り始めた。雷対策ではないが一応、パソコンをシャットダウンして絵を描くのを中断した。
 レオが他界してから今日は3枚目の絵を描いた。レオがいるとき、いつでも絵の道具を片付けられるよう、大きなトレ―に水を入れた器を置いて描いていた。隣の部屋で眠っていることが多かったレオが目が覚め起きて泣いたときは、お盆ごと台所に持って行けば水や筆はすぐ片付いた。スケッチブックや色鉛筆はテーブルの上に乗せて(部屋で描くときは色鉛筆を床にひろげていた)、レオが絵を描いている部屋に来ても大丈夫なようにした。
 レオがいなくてもやはり、水を入れた3つの器を乗せたトレ―を床に置いて描いた。レオの泣き声や、レオがたてる物音で絵を描くのが中断されることはなかったが、雷の音で外に空模様を見に行ったりなど、中断することにかわりなかった。
 レオがいたときは、レオの様子をときおり見に行ったり、ちょっとした物音に反応したが、そういうこともなく絵を描いている自分がどこか不思議な感じもした。レオを描くために始めた絵だが、レオがいなくなっても描いていることもなんか不思議。
 でも少なくともレオとの暮らし、レオとの日々があり、今絵を描いている自分がいるのだから、レオはわたしの生活の中に居る様な気もした。
 雨が止んだ外に出ると、真綿のような雲がかかった白っぽい青空が出ていて、そんなに濃くない灰色の大きな雲がぼっかりと浮かんでいる。いかにも雷雨の後らしい空模様がひろがっていた。


 朝顔の絵はまだ完成していないので明日アップロードするつもりです。
 
下の写真は昨日撮ったもの
夕方遅く、駐車場の屋根で眠っている近所の猫
最初見た時は熱中症(?)で倒れているのかと思ったが、
帰ってきた車のエンジン音で目を覚まし起き上がったのでほっとした