三色菫の絵を描いた

 花曇りの一日。老犬レオは昨夜2時ころ起きて、おしっこをした後、1時間くらいで眠った。次に起きたのは朝6時ころ。もう少し眠っていたかったが、レオを玄関の土間に下ろすと、壁を前足でがりがり引っ掻いているのが気になる。眠れなくなり、結局、レオを抱いて家の前の道路に出た。
 ブロック塀に寄りかかり歩くレオを見守りながら、桃の花を眺めた。花は満開だが新芽がもう出始めている。スモモの木はもっと新芽の緑が目立つ。だが朝眺める花はまた違った美しさがあった。
 久しぶりに朝、レオと外にいたので、知り合いのわんこが通りかかり、飼い主さんと立ち話をした。今は2匹のわんこを連れているが前は三匹いて、昨年秋、17歳の誕生日を迎えた翌日、亡くなった。レオのことを気遣ってくれた。友だちが来たよとレオを抱いて近づけたら、レオがおしっこ。よかったね、おしっこできて。高齢犬になると、おしっこもスムーズにいかなくなる。昨年秋亡くなった高齢犬は、膀胱を押さないと排泄できなかった。レオも大小の排泄が若い時ほどスムーズでない。おしっこの出方に勢いがなく、一度した後、すぐまたしたりする。歩いきながら、細切れにすることもある。
 その後、レオを抱いて桜並木のある川沿いに行き、わたしの脚の回りを歩くレオとしばらくいたが、疲れた様子を見せたので抱いて家に帰った。
 レオはしばらく横になった後起きたので、最近では早目の朝ごはん。わたし用に作ったハムサンドをきゅうり抜きで少し食べた。他に、牛肉と鶏肉を焼いたもの、大根の葉とごはん、ニンジンのすろおろしのチャーハン(といっても食べたのは大さじ2杯程度)。
 食後、レオが眠っている間に、小さな水差しにいけた三色菫の絵を描いた。コンテナに植えた三色菫の花を切ってきて、表を向いた花、裏を見せた花、いくつか配置して描いた。なんで三色菫の静物を描いたか。きっかけがあるのだがそれについては、後日話したい。
 昨日も描いたのだが、今日は葉っぱや茎、ガクなど、緑色の部分を見せるように活けて描いた。
 最後の仕上げ段階でレオが起きたので、これで完成ということにした。背景をどうするか迷っていたが、描かないことにした。