寒肥をほどこす

 寒い時にやらなければいけない、やったほうがいい園芸作業はいろいろある。寒肥をほどこすのもそのひとつ。
 数本の地植えの薔薇には、10日ほど前に、牛フンと、草木灰、骨粉を適当な量、株元より30センチほど離れたところに穴を掘り入れ、土をかぶせた。
 今日の午後は、鉢植えの薔薇や、アジサイなどにやった。寒肥として売っていた市販の肥料である。地植えの薔薇にもついでにやり、昨年植えたオカメ桜にもやった。スモモの木にも。甘い実がたくさんなります様に、と気持ちをこめて。
 ひとつ心配がある。花壇に植えたイングリッシュ・ローズだ。昨年の夏、暑さが厳しく、さらに残暑が長かったが、水やりを怠ったためか元気がなく、枯れる枝が多く、しかも新しいシュートが昨年は一本も出なかった。寂しい枝ぶりになり、枝の色も茶色がかっていて、他の薔薇と比べても元気のなさが目立つ。
 たぶん、根がダメージを受けているのだと思う。花壇にはもう一本、現代バラを植えていたがこれもだんだん枯れる枝が多くなり、シュートが出なくなり、ついには枯れてしまった。掘り起こすと根がほとんど張っていなかった。
 このイングリッシュ・ローズも同じ道を辿るのでは?と心配している。今年の春から夏にかけての様子で多分、回復するかしないかわかるだろう。薔薇の花は好きだが育てるのは難しい。難しいとは知っていても、花屋さんの店先で薔薇の花鉢などが並んでいると、ほしくなる。
 花壇に植えたイングリッシュ・ローズと、もうひとつの現代バラは、12月頃、苗を買って植えた、わたしにとって初めて地植えにしたバラで、特別な思いを抱いている。
 どうか、回復してほしいが根がもしダメージを受けたとすれば、難しいかもしれない。

昨年枯れた現代バラ”ステファニー・ド・モナコ”の花の画像を探してみたが、一枚もなかった。残念。濃いピンク色の愛らしい花は記憶の中にしか残っていないようだ。

 老犬レオは昨夜はわりあいと落ち着いて眠った。朝は早めに起きたので、抱いて陽のあたる用水路沿いの桜並木まで行った。わたしの脚のまわりを歩くくらいでほとんど歩かない。友だち犬が来たので、飼い主さんと少し話し、家に戻った。
 食欲はあるが、歯ぎしりをしていることが多く、顔を床につけて、前のめりに引っくり返ることもある。薬は夜9時に飲ませた。もっと早く飲ませた方がよかったかもしれない。昨日は12時間おきに飲ませた。今日は前に飲ませてから21時間たっている。