ラッキーな日

 昨年末から今日、友だちをランチをする約束をしていた。老犬レオは夜中に何回も起きるし、数日前はお腹をこわすし、約束通りの時間に行けるか、内心危ぶんでいた。
 昨夜も2時半ごろ起き、4時ころになってやっと眠った。部屋の外のカーペットにそそうして、その後始末が大変。レオはティッシュで水分を吸い取るわたしの側に来て、なにやってるの?と問いたげだが、こちらはそれに答えるよゆうなどなく、あっち行ってと邪険にした。
 この時間に眠ると、お昼ごろまで眠り続けることもあるが大丈夫だろうかとも思ったが、あれこれ悩むのはやめた。なるようにしかならないのである。
 腹をくくったせいか。わたしは8時過ぎに起きたがレオも9時ころを起きた。ただ、起きた時に敷布団に大のそそうをした。ただ、だいぶ固まってきたので後始末はそれほど大変ではない。シーツと掛け布団カバーはすぐ取って洗ったが。
 外でトイレし、水も飲み、朝ごはんもまあまあ食べた。家の前の道路で30分ぐらい、ふらつきながらも歩いた。順調に行くので信じられないくらいだった。
 出かける前、外に行きたがったので、トイレをさせた。その後、また水を飲ませた。これで安心して、外出できる。
 最近はお昼ごろに起きることが多かったので、ほんとうに今日はラッキーだった。レオにとってはどうだかわからないが。
 自由ヶ丘で友だちと会ったが、話しがはずんだ。こんなに話すのは久しぶり。お互いの学生時代の話で盛り上がった(ふたりともまったく違う学校出身だが)。
 わたしは誰にも話したことのない、大学時代の演劇仲間の話をした。学生時代はカッコよくイケメンだったが気むずかしい所があり、わたしはどうも好きになれない男性がいた。20年以上たってから同窓会で会い、頭が薄くなっていたがいい男なんだなと思った話しを。
 こちらも変わるし、向こうも変わる。
 いろいろな店でhがバーゲン中で、友だちもわたしもそれぞれ、いい買い物をした。
 ただ、友だちは体調万全とはいえず、食欲がなくて、それはかわいそうだったが・・・・・。最後の方ではだいぶ元気になった。
 友だちはずっとグラフィックデザインを仕事としていたが、彼女に年賀状のレオの絵をほめられたのもうれしかった。「絵心がある」と。

 家に戻ってくると、レオは庭に面したカーペットの部屋の本箱のそばで丸くなっていた。帰ってきたよと声をかけ、なでてもあまり反応はない。もう一度声をかけ、三度目に声をかけたときは体で包むようにして抱きしめた。しばらくすると安心したのか、からだをのばして眠った。