ムクゲの剪定など、庭仕事を少し

 今日は寒さがゆるむという天気予報だったと思うが、それほど寒さはゆるまず、寒い一日だった。
 老犬レオは昨夜、2時ころから4時ころまで起きてしまい、玄関と廊下を行ったり来たりした。一度はドアがしっかり閉まっていなかった洋室に入り、隅間に入り込んで泣いた。わたしは部屋の中、布団の中にいて、レオの動静に耳をすまし、ときどき、様子を見に行ったり、狭い所に入り込んで出られなくなったレオを引き出した。
 1時間ちょっとたったとき、もういいだろうとレオを抱いて部屋に戻り、寝かせようとしたが、嫌がり立ち上がろうとしたのでまた部屋の外に出した。
 4時ころ、とうとうおしっこをした。部屋のドアの外に敷いたトイレシートの上に。ただ、端っこだったので、カーペットにもれ出た。始末をして、疲れた感じのレオを抱いて部屋に戻るとこんどは眠ってくれた。
 そんなこともあり、レオが起きたのは午後2時ころ。わたしはレオの様子をときどき見つつ、午前中はムクゲの木の剪定をした。脚立に上らなくてもいい、低めの木を6〜7本ほど。ムクゲは強選定に耐え、どこで切ろうかと考えなくても切れるので、すごくラク。かなり短く切り詰めた。短くしても、夏になるとどんどん枝を伸ばすのだ。
 4本ほど、背の高いムクゲの木は残した。背の高い木は枝数も多く、少し大変かもしれない。

 午後2時ころ起きたレオを、家の前の道路に連れて行った。起きたばかりは調子が良くなく、わたしの脚を支えにくるくる回ったり、駐車場のブロック塀にもたれて歩いた。しばらく駐車場と道路を行ったり来たりしていたが、いっこうに用を足す気配がないので抱いて家に戻った。
 家に戻るのが早過ぎた。2時ころまで寝ていて、起きてからおしっこをしないのは変だな。大丈夫かなと思ったが、前にも朝ごはんを食べてから用を足したことがあったので、今日もそうかと思った。
 だがレオの食事を用意して、食べさせようと手で口まで持っていったが、食べようとしない。じゃあ後でね、という感じだったが、レオは玄関のほうに歩いて行った。様子を見に行くと、なんと土間にうんちをした。あわてて、レオを抱いて玄関の外に出すとすぐ、じゃー。外から家に戻ってきて15分くらいだろうか。
 あと15分、外で粘っていればよかったのだ。
 レオを駐車場で歩かせているときは、落ち葉の掃除をしたり、見えるところで庭木を剪定したりなど、なにかをしながらレオを見守っているが、何もしないでレオと長い時間、外でいっしょにいるのはある意味、苦痛である。
 何分も動かないこともあるし、歩いてもくるくる回り、倒れないようにときどき手や脚を出して支えたりする。1時間もやることはこれだけというのは、辛い。なにかをしたくなる。で、もういいだろうとレオを抱いて家に戻ることになるのだろう。