レオを見守る一日

 朝からどしゃぶりの雨が降り、肌寒い。5月なのに、梅雨時のような一日だった。レオは早朝、起きて歯ぎしりの発作を起こした。ドアから自分で廊下に出て、玄関のたたきに降りた(落ちたのかもしれない)。そこで、おしっこをした。うんちもころがっていた。朝起きたばかりなので、発作が起こり、出てしまったようだ。タイルなので水を流してきれいにした。玄関のドアを開けると、外に出たいそぶりを見せたが、あいにくどしゃぶりの雨が降っていたのであきらめてもらった。
 食欲はあまりなく、鶏肉と煮た野菜の手づくりごはんを3割くらいしか食べなかった。レオのことが気になるが、11時近くになり、朝早く起きた疲れが出て、わたしは自室で横になって眠ってしまった。何かの物音で起きた。しばらく寝ぼけていたが異変を感じて、レオをさがすとまた発作を起こしていた。辛そうなので体に手を回して支えながら、あごや背中をなでてあげた。わたしの手からすり抜けて行ったので、台所に行き、すぐ戻ると匂いがして、ふすまの敷居の上におしっこがもれていた。しばらくしておさまると、外に行きたがった。雨が止んでいたので外に出したがまたおしっこをした。
 すぐには家に戻りたくない様子だったので、リードを離して庭で自由にさせた。犬が歩く後ろからついて行って、狭い所にはまりこんだり、階段から落ちそうになるときなど、手を貸した。
 それからは、レオは落ち着いて居間で眠りについたので、わたしはずっとそばにいた。友だちからもらった甘夏でマーマレードを作る間だけ、台所に立ったがそれも行ったり来たり。レオは最初、ふせの姿勢で寝ていたがあるときから横にごろんとなった。手足をバタバタさせて夢をみているようだった。ときおり、顔をけいれんさせる、チックみたいな動きもあった。
 その後、夕方と夜、外に出したが、夕方は外に出す前、夜は外から帰ってきてから、発作があった。夕食は手づくり食を6割くらい食べ、ドッグフードも食べた。レオが発作を起こすたびに苦しそうだが、なにもしてやれない。腕を回して支えたり、なでるくらい。しばらくすればおさまるが、辛そうな様子を見るのはわたしにとってかなりきついことだ。
 今は横になって眠っているがこのままおだやかな状態でいてくれるといいのだが。


レオと庭にいるとき撮影した鉢植えのクレマチス。初咲きが雨の日。
今年はつぼみが少ない分、花が大きい。


駐車場工事で移植したツツジも無事、咲いた。