枯葉の街の色景色


先週の土曜日に完成した駐車場は、コンクリートを完全に固めるために、1週間ビニールシートを敷いて養生した。
そして、晴れて今日から車を入庫した。
新しい駐車場から車を出して、駅前まで行く。
駅前の風景は前に行った時より、さらに季節が進んでいた。
銀杏の葉はまばらに残っているていどで、葉を落した枝の向こうには冬空がひろがる。
アスファルトには黄色い落ち葉が吹き寄せられている。
紅葉の彩りが消えつつある街には、違う彩りが加わった。
店先の真っ赤なポインセチアや、カラフルなサンタクロースの置物、クリスマスツリー・・・・・
あちこちに、クリスマスのデコレーションが飾られている。
フラワーショップの店先にも、春を先取りしたかのような色とりどりの花たち。
色が少なくなる冬の寂しさをはねかえすような街の演出に、気持ちがはなやいだ。
同時に、一年前の同じ頃を思い出した。
12月に入ってすぐ、病院に入院中だった父が家に帰ってきて、在宅医療の生活が始まった。
ひんぱんな痰の吸引や、おいしく食べてもらえるミキサー食を作るのに全力投球していて、
駅前には車でよく買い物に来たのに、まったく風景の印象が残っていない。
こうして、街の風景を見るゆとりができたことに、驚く。
ブログを始めたことも、いろいろな変化に敏感になれた一因かもしれない。
小さなことでも毎日、変わっている。
同じ日は二度とないのだから、一日一日を味わって暮らしたい。

園芸店の店先はもう春の彩り

オーリーブの木に飾り付けた、クリスマスツリー

寒さに負けず咲くバラ