庭の冬支度

街路ばかりに目をやっていたが、気がついてみればわが家の庭も紅葉のピークは過ぎた。
桜の木はすっかり葉を落とし、裏庭の地面を明るい色に染めている。
今日は裏庭に面した公道の落ち葉をかき集めて、掃除した。
梅の木の葉もほぼ落ちたが、モミジだけは深紅の葉を日に輝かせ、ひとり(?)がんばっている。
ムクゲの木は黄色い葉をぱらぱらと落としている最中。もう少したったら、枝を短く切り詰めよう。
梅や桃の木も、わたしの手が届く限りは剪定をするつもりだ。
春先から今まで外に出していたシクラメンの鉢はきれいに洗って、日の当たる廊下に入れた。
梅の盆栽は軒下に移動させ、シンビジウムの鉢も同じく軒下へ。
わが家のシンビジウムは一年中、外に置いてある。雪が降った時はビニールシートをかぶせてしのぐ。
エキナセアナルコユリギボウシシャクヤクなど、花壇や庭、鉢に植えた宿根草の枯れた茎や葉は根元近くからカット。
枯れた茎や葉をきれいにすると、庭がすっきりした感じがする。
落葉樹が葉を落とし、寂しくなるにつれて、存在感を増すのが椿の木。
一年中つやつやした葉はこの季節にこそ、美しさを主張するし、大きな蕾が花への期待をふくらませる。
ヒラドツツジ系のオオムラサキの木もよくよく見れば、固い蕾をもう、ぎっしりつけている。
ツツジは4〜5月に花を咲かせ、花が終わった後、
7〜8月に花芽を分化させるという。9か月もかけて開花の準備するのである。
寂しくなる冬の庭だが、椿はそろそろ花を咲かせ始める。
日本ズイセンも咲き始めた。
12月の終わりごろには、早咲きの紅梅も開花する。