奈良の旅四日目を写真でふりかえる

 朝から晴れていてお昼近くも現在も晴れているが、午後は雨が降るという予報の東京。午後から友だちとランチの約束があるので、また雨かと思う。この友だちと会うときは雨が降っているか、雨が止んだ後か、どっちにしろ雨に縁がある。

 奈良の旅四日目を写真を中心にしてふり返ってみたい。

 四日目、3月15日(土曜)は旅の最後の日。のっけからミスがあった。ホテルのある天理発の電車の時刻をメモに記してあったが、JRだったのに近鉄線と勘違いした。近鉄線・天理駅に行ってもメモの時間に出発する電車がなく、係員に聞いてわかった。JRなら乗り換えなしに奈良に行けるが、近鉄線では二回の乗り換えがある。

 しかたなく近鉄で奈良に行ったが、到着時刻はJRを使った場合はほぼ同じだった。

 近鉄奈良駅を降りて、元興寺にでも行ってみるかとぶらぶら歩いた。お寺の場所は土産を買ったお茶屋さんに聞いてわかったが、拝観する気持ちが失せてきた。それより元興寺周辺を散策する方が楽しそうだ。細い道に古い家並みが続く一角や、興味をそそる店、古い商家を再現して無料で見れるところなど、この道を曲がるとどんなところに出るのかなど興味がつきない。

 

 

  元興寺かいわいの散策はとても楽しかった。いくつかの買い物もした。古民家を利用したビードロガラスのアクセサリー屋さんでは若草色のイヤリングを買った。作品を並べた店の奥に工房があり、そこで作っていると話してくれた。土産の大和茶も買った。

 奈良から京都へは「あをによし」という近鉄特急に乗る予定だったので、お昼前に散歩を切り上げた。

散策から近鉄奈良駅方面に帰る時、興福寺の五重の塔が眺められた。もちろん、行きも眺めた。手前には大きな池がある

近鉄特急「あをによし」は二人席しかなく、二人分の特急券を買った、京都まで32分で着く

新幹線の乗り換えまで少し時間があったのでJR京都駅を歩いた、土曜なのですごい混雑だった

 

奈良の旅、三日目を振り返る

 今日の午前中、パソコンに向かい、旅を思い出しながら短歌をつくった。

 すると二日目と三日目が交じり合って、え!という感じ。まだ日にちがたっていないのに記憶は少しづつ遠ざかっていく。

 三日目(3月15日)はホテルのある天理からJR桜井線(万葉まほろば線)に乗り、奈良に行き、ここでJR関西本線の快速に乗り換え、法隆寺駅で降り、駅構内の観光案内所でいろいろ聞いてから動いた。

 3月15日のブログでいろいろ書いているのでここでは写真をアップロードしたい。

法隆寺金堂、創建時の建物そのままを残し、国宝に指定されている

法隆寺五重の塔、各階のひさしは塔が建てられた後に当時必要にせまられ作られたもの

五重の塔の屋根を重みを支えるために、木で作られた像(人や動物)が四方に置かれている

法隆寺の境内を囲む回廊も作られた当時のままである

法隆寺金堂と五重の塔

法隆寺に隣接する中宮寺近くの店でランチを食べ、デザートも注文

店を出て、法輪寺に向かうが周囲の壁は法隆寺創建当時そのままのものが多い

道すがら、菜の花が咲いている風景にも出会う

道を聞きたくても人けはなく、猫の姿、鳥の姿は見かけた

斑鳩はまわりを低い山々に囲まれ、歩いているととてもいやされる、ときどきこの方向でいいのかと不安になるが

法起寺の五重の塔

この日は法起寺からタクシーで大和郡山駅まで行き、JRに乗り奈良に出た。近鉄奈良駅にバスで移動し、駅近くの商店街にあるカフェに入ってチャイを注文した

 

昨日は鷺草の球根を植え替えた

 先週、旅行に行っていたあいだに庭の花の風景が一変した。

 鷺草の球根の植え替えもやや遅いくらいだったので、昨日、植え替えた。植え替えの資材は車でホームセンターに行き、買った。園芸用の赤玉土(中玉)と、乾燥した水苔である。

 昨日は強烈に風が強く、庭仕事には適さない天気だった。風が冷たいので、水苔を水でふくらましたり、古い水苔から鷺草の球根を取り出す作業を辛く感じた。薄いビニールの手袋をして、少しだけ冷たさをやわらげた。

植え替えを終えた鷺草の球根、鉢の底に薄く赤玉土を敷いて、その上に水でもどした水苔を厚めに敷き、小さな球根を埋め込んだ

 旅のあいだに咲く花の種類が変わった庭を今朝、撮影した。曇天で光線が暗めだがきれいに撮れたと思う。

 

西洋水仙が咲き始めた、つぼみはあと5つくらいあるのでこれから咲く花も楽しみ

ラッパ水仙

口紅水仙(といったかな?)

ヒヤシンスも咲き始めた

青色の忘れな草、紫のストック、紺瑠璃のビオラなど

スモモの木の下の花壇にはチューリップやヒヤシンス、水仙を適当に植えた

スモモの白い花は下のほうの枝にだけ咲いている、上のほうの枝はまだうすみどりいろのつぼみ

乙女椿も旅の前より花の数がだんぜん多くなって、目を楽しませてくれる

植木鉢のラナンキュラス(赤)とヒヤシンス

真っ白な花が咲く芍薬の芽生え

 

奈良の旅、二日目を振り返る

 昨日とまったく違って、春から冬へ戻ったような東京。

 旅の疲れはじょじょにやわらいできた。

 どうじにいい旅ができたという実感が高まってくる。思えば三泊四日という長めの旅は20年以上ぶりかも。思ったよりは体力があると思えたことも大きな収穫だ。

 奈良の旅二日目を写真でふりかえってみたい。

 二日目、3月13日は奈良の明日香を訪ねた。ホテルのある天理から近鉄天理線に乗って平端駅に行き、ここで近鉄橿原線に乗り換えて橿原神宮前で降りた。

 駅近くの観光案内所(見つけるのに時間がかかった)は9時オープンだが開くと同時に見つけられて、たくさん話を聞いた。係の方がとても親切で、話を終えて街に出たわたしを追いかけてきてくれて、割引券を進めるのを忘れたのでもういちど来てくれるように、といわれた。少し離れたところまで移動したのでよく居場所がわかったなと驚いた。

 明日香をめぐる割引バス券を購入。400円で一日何回でも乗れる、超お得なチケットである。

 バスでまず飛鳥資料館に行った。バス亭の名前は明日香奥山・飛鳥資料館西というところ。ここで1時間半ほどたっぷり時間を使って、明日香の全体像を何となく把握した。この資料館を出て、飛鳥寺まで歩いた。

飛鳥寺まで、古い家並みが続く道があり、観光局も住人もあまり見かけなく、とても静か。

途中、道に迷ってしまい、飛鳥寺には裏口から入った、これは裏口の写真

飛鳥大仏、天平時代の仏像の特徴をもっている。わりあいと細面のお顔

飛鳥寺から周遊バスに乗り、石舞台古墳まで移動。蘇我馬子の墓と推測されている。盛り土が失われて巨大な石室が露出している

    橘寺停留所に近く店に入り、アイスクリームを食べた。橘寺への道順を聞いたのだが、それだけでは悪い気がした。平日のためか、観光客の姿は少なく、お店にも誰もいなかった。

橘寺の全体を撮った。畑の中の道を歩いて正門に向かう。

 

橘寺の境内はしっとりと落ち着いた雰囲気

橘寺は花の天井で最近、有名になった

岡寺までバスで移動、高台にある岡寺へと登って行く途中で出会った道祖神

岡寺の境内

山の上にある岡寺からの眺め

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

奈良の旅を写真で振り返る

 昨日の夕方、新幹線で新横浜に着いた。

 家にたどり着き、旅の荷物をほどいて、あまり多くない土産を確認したりした。疲れてしまい、入浴もせずに眠りについた。

 今日は朝は旅行中と同じように5時少し前に目が覚め、また眠り、6時半ごろ起きた。朝食を食べてからまた眠くなり眠るなど、起きたり寝たりの一日だ。乾いている庭の植木鉢にバケツで水をやったり、夕方は近くのコンビニに買い物に行った。

 スマホで奈良の旅の写真を撮ったが、画像のアップロードのしかたがわからないので写真はまったく載せられなかった。

 今日から4日かけて、写真で奈良の旅を振り返ることにした。

 

 奈良の旅一日目(3月13日)

新幹線より眺めた富士山、途中まで快晴だったが名古屋あたりか雲が多くなり、奈良は雲にほとんどおおわれ、青空がところどころ透けている感じだった

京都駅から近鉄線に乗り換えて近鉄奈良駅についた。歩いて近く(7~8分)の興福寺へ。五重の塔は十年かかる修復に入ったがまだ全体像が眺められる。もう少し経つと塔全体がおおわれてしまうとのことだ

奈良公園の鹿、ここから東大寺まで歩いた

東大寺の大仏殿、東大寺の広大な境内は修学旅行生をはじめ観光客が多く、鹿の数も多かった

大仏様

東大寺の三月堂(法華堂)に安置されたご本尊、月光菩薩日光菩薩東大寺ミュージアムで観覧できる

東大寺の二月堂、お水取りの儀式がおこなわれている。撮影を希望のカメラマンたちが決められた場所に集まり始めていた

階段で二月堂に上り、そこからの眺め








 

 

今日は斑鳩に法隆寺を訪ねる

 最初、二泊三日の予定だった奈良旅は三泊四日に変更した。

 ここまで来たからには訪ねて見たいところがあったから。法隆寺のある斑鳩の辺りである。 

 ホテルのある天理駅からJR桜井線で奈良、jR大和快速に乗り換えて法隆寺で下車。   

 改札口近くの観光案内所で情報とアドバイスを得て、駅前よりバスで法隆寺参道前に行く、終点である。この近くの案内に立ち寄り、4つの寺院の入場券が割安で使える通し券を買った。ここで誤算が生じた。無料のボランティアのガイドはいかがですかといわれ、最初は断ったが見所だけを聞いているうちにもう一度勧められ、断れなくなった。

 ボランティアのひと(男性)に法隆寺にをガイドしてもらうことになった。時間はそんなにはとれないとことわり、見逃せないポイントを案内していただいた。

 法隆寺の建築はほとんどが建立当時そのままである。河西で焼失して、再建したという建物がほとんどないようだ。

 飛鳥時代当時がここにあるかと思うとくらくらとめまいがしそうな感じがした。下のほうが70センチの厚みをもつ築地塀も答辞のものだ。回廊を支える太い木の柱もそうだ。

 五重の塔は五層の家根の上に出られるように木製の急な階段が備えられている。一番上の屋根に天窓が在り、そこから外に出られるとのことだ。

 話の内容が多岐にわたり、知識を得られたのはよかった。

 法隆寺の隣にある中宮寺まで案内していただき、そこで別れた。

 古民家風の家を使った店でランチを食べ、デザートの盛り合わせも楽しんだ。ランチは温かいそうめんと豚肉の冷しゃぶ、豆腐、奈良の地野菜の炊き合わせ。

 店を出て、あとはひたすら歩いた。まず、法輪寺へ。次は法起寺へ。風は微風。陽射しがあたたかく、奈良にきてはじめて歩いて暑いと思った。

 歩きながら、鳥や猫に出会った。ひとには殆ど出会わない。道に一回迷ったが、そのときはこまった。聞きたくてもひとが居ないから。畑の一角を掘り起こしている工事中の男の人に聞いたりした。

 無事に4つの寺をめぐり、最後はは相乗りのタクシーで近鉄線の小泉大和駅まで行った。そこから近鉄奈良駅に出て、いま奈良でこれを書いている。

 

 

昨日は新幹線と近鉄線を乗り継いで奈良へ

東京は快晴の空。

横浜駅からのぞみに乗り京都へ、さらに近鉄奈良線の特急で奈良駅に着いた。  

 近鉄奈良駅近くの興福寺に、道を聞きなが向かった。そんなには参観者が多くないがそこそこいる感じ。

 国宝の五重の塔が明治以来の修復工事に入った。完成は令和17年とのことだ。まだ五重の塔の姿は見れるが、ほどなく建築物全体がおおわれてしまい、まったく見ることができなくなる。 

 興福寺で一番印象残ったのはやはり阿修羅像だ。この奈良の旅は興福寺での阿闍羅に会いに行く旅といいたいくらい、会いたかった。思ったよりか細い少年のからだをわたしたちにさらしている。

細い細い6本の腕、三面のお顔。腰にはペプラムのようなひらひらの飾り布がたれている。おみ足は素足でサンダルのようなもの。

 正面のお顔はキリッとした美少年で、眉間にややしわを寄せて苦渋の顔にも見える。遠くを見ている。右顔はさらに苦悩を深め、苦しいほどだ。怒りもみえる。

 左のお顔は唇をかみしめ、泣き出しそうだ。

 お釈迦様の守護神という立場だが、守るより自らの内面の闘いに挑んでいようにも見える。

 遠くをを観ている阿修羅のそのまさざしをわたしも共にしたい。という感情も沸き上がる。