雨のなか、武蔵小杉の歌会に行く

 朝から冷たい雨が降る。

 午後から歌会があるが、行くか行かないかずっと迷った。

 歌会の途中で早引きすることを決めて、行くことにした。

 今日の歌会は3名が休み、四人だけとなった。わたしは最初から明日の予定を伝えて、いろいろ準備があるから早めに3時に帰ると話した。

 司会者はこれを聞いて、いつもより歌会のスピードをあげた。18首の短歌をみんなで(といっても4人)、あれこれ言いながら、過不足なく進められた。

 いつもより、脱線した話は少なかったが、それでもあちこちのはなしの翼をひろげた。それで、1時に始まり、3時に終えることができたのだ。

武蔵小杉の店で少し夕食や朝食のための買い物をして、雨の降りは朝より激しくなったなかを家路についた。

 

奈良の旅のプランを詰めた

 おだやかな晴天が続く。青い空にこころが明るくなる。風もそんなになくて、こんな日が続くとうれしいが思えば13年前のこの日は東日本大震災が起こった。

 震災の翌日が父の四十九日で菩提寺で納骨をしたことを思い出した。親戚の一人が屋根瓦が落ちたと言い、列席しなかった。

 13年前の震災を忘れないためか、朝のテレビで南海トラフ地震がこれから30年に起こる確率が最近高くなったという話をしていた。それはさまざまな観測データによるものではなく、確率を計算する前提条件が変わったから、ということだ。

 奈良への旅行を計画している身としてはやや穏やかならぬ気分になったが、すぐ忘れて、具体的なプランを固めていった。ネットの乗り換え検索で、行きたいところに行くための所要時間や乗り換え、発着時刻などを調べた。

 具体的に調べてみると、最初の日は奈良市にある寺院をふたつくらい回ればいいかなと落ち着いた。二日目は明日香村のほうに足を伸ばしてみようと思い、行き帰りの電車の時刻を調べたがどこをどう回るかはまだ決めていない。当日、駅前の観光案内所で聞いてもいい。

 三日目、最後の日が悩ましい。法隆寺のほうに行きたいが電車の時刻を調べるとあまり余裕がない。出発する時間によって所要時間がかなり違う。朝早めにホテルのある街を出発すれば所要時間も短くていい(33分で着く)のだが、三日目となると疲れて朝早くでかけるのは辛くなるかもしれない。また、法隆寺から京都へはほぼ1時間かかる。

 もし最終日はそんなに動きたくないと思ったら、奈良市かそこから少しJRに乗って薬師寺唐招提寺に行ってもいいかも。これだと京都に行くのも時間がかからない。

 行ってみないとわからないところがあるが、自分の体力は自分がいちばんよく知っているので無理はせずに、たくさん見るのでなく、たくさん感じるような旅をしたい。

 

今日のおかめ桜

陽ざしをあびて赤いラナンキュラスと桃色のヒヤシンスがうれしそう

白い沈丁花、年々少しづつ株が大きくなる

花が終わった梅と花期の長い乙女椿

クロッカスは心配したがそれなりに花数が多くなった

 

オカメ桜に目白が訪れた

 陽ざしがやわらかく注ぐ、風のないおだやかな日曜日。

 朝は早めに目が覚め、床を離れたのは6時少し前。NHK短歌を見て、テレビ体操をやり、俳句も見た。

 今咲いている花たちを見てみたいと庭に出た。ほぼ毎日、庭に出ているが見ているようで見ていない。見ている花もあるが見ていない花もある。日々時間が過ぎ、季節は移り変わっていくのに。春という季節の、今日しかない、いやこの時間にしかない瞬間に出会いたい。

 今年はつぼみが少なく寂しく思った青紫色のクロッカスだが、おくれてつぼみが上がってきたのを見ることができた。冬の乾燥か、日当たりの少なさか、密集しすぎか、何かの原因があって蕾が出るのが遅れたのだろう。

 花が咲いた苗を植えてから数年立ち、細々と球根を育み咲き続けているミニ水仙を見た。春の短い時期に咲く、この花は思い出がいろいろある花だ。

 いちばん心を動かされたのは、庭の奥の方に植えたオカメ桜に目白が訪れたのを見たとき。梅の木につがいの目白が来るのはよく見たが、オカメ桜に来ている目白を見るのは初めてだ。梅の枝と比べて繊細なオカメ桜の枝をしなわせながら、つがいが枝を移動している。下向きの小さな花にくちばしを差し入れて、夢中になって蜜を食べている。

 デジカメで目白を追っているあいだはぜんぜん気にせず花から花へ移動していたが、かゆくなった首元をかこうと手を動かした途端、木から飛び去った。手の動きは気に入らないようだ。

 

目白のシルエットをカメラがとらえた

つぼみの数が少し増えて期待がふくらむ

早めに咲いて終わった花も見える、クロッカスの群れ。こちらは比較的日当たりがいい

駐車場の後ろに植えたミニ水仙はふたつ咲いている、まだ咲かないつぼみがふたつある

 

 午前中は庭を見たり、パソコンに向かって、昨日と今朝詠んだ短歌をワードに入力した。短歌の数はたくさん作れるが、これがいいと自分で思える短歌はそんなに多くない。一日一首でも、これがいいと思える歌を詠みたいものだ。

うっかりブログの更新を忘れた

 昨日は朝起きたら庭に雪が積もっているのでびっくり。雪の予報は知っていたがいつ降るのか知らなかった。

 庭木々はそれほど雪をかぶっていないが、花壇はすっかり雪をかぶっている。だが春の淡雪である。日がさしたらすぐ跡形もなく消えてしまった。

昨日の朝撮った写真、この雪もお昼にならない前に消えた

つぼみが黄色みをおびてきた水仙も雪をかぶった

花が咲きそうな沈丁花

 一昨日は午後から新幹線に乗る新横浜まで、東急の新横浜線に乗って行き、乗り換えがスムーズにいくか確かめた。ちょっと長めに歩くが(エスカレータに三回乗る)わかりやすく表示され迷うことはない。よゆうをもって発車時間から20分くらいとりたいと思った。
 新横浜駅からから自由が丘、さらに二子玉川東急線を乗り継いで移動し、二子玉川で少し買い物をして、一昨日は夕方暗くなってから帰った。

 そんなこともあり、昨日は近所の買い物以外はほぼ家にこもっていた。

 ひとつハプニングがあり、葉書に書いて明治神宮に送る短歌1首を速達にしたが、切手は貼ったものの速達と表示しないで投函してしまった。投函した後気づいて、郵便局の人に聞くと、表示がないと速達にならない可能性が高いという。しかたなく、もういちど葉書に書き直し、速達分の切手を貼り、赤いスタンプを押してもらい投函した。

 これからは気をつけようと思ったが、それより速達に頼らずにもっと早く送るようにこころがけようと思った。

薄日がさして、椿がきれい

お昼ころから陽ざしが出て、午後は陽光あふれるように

立原道造という詩人は24歳で夭折したが、3月29日の命日をヒアシンス忌日というようだ

 一昨日(3月7日)、ラインを送った友だちから返信がないので昨日の朝、こんどは電話をしたら出ない。しかたなく再度ラインを送ったが返信はなく、午後おそくこちらから電話をしたら出てくれた。用件があり、できれば金曜日のうちに一件落着にしたかったのでほっとした。これで週末はこころおきなく楽しめると思った。とはいっても友だちには友だちの都合があり、あまりこちらの都合を押し付けるのはよくないので、なるべく週末をまたがないような工夫が必要かもしれない。

最寄り駅前の店で友だちとランチ

 朝方は小雨が降っていたがすぐ止んだ。気温は低めである。

 午後から友だちと最寄り駅前の店でランチの約束をした。

 友だちはこの駅で用事があるらしく、それを終える1時に約束した。先に来て、席をとってくれたので助かった。平日だが特に二階は満席に近かった。ソファに座る、いい席をとってくれた。

 ふたりともランチプレートを注文し、飲み物はカプチーノにした。

 そんなに久しぶりではないが、いろいろ話すことがあった。今週の月曜日にあった小池光先生の短歌教室に出したわたしの短歌二首を見てもらった。どちらもいいと言い、気に入ってくれたが二首目のほうを特に気に入ってくれた。五七五七七の定型をあえて崩して詠った短歌で、最近、意識的にこの試みをするようになった。先生の一字開けをするように、という教えで、定型を崩した作り方がより読みやすく伝わりやすくなった。

 友だちの息子さんは今年大学を卒業して、4月から就職するがその前に今は卒業旅行に行っているそうだ。母親への感謝の気持ちからか、就職前の3月中に母親とも旅行に行きたいと希望しているようだ。友だちは息子さんが3月いっぱい、スケジュールが混み合っているのでこの3月に旅行に行くのは大変ではないかと気づかっている。

 たくさん話ができた、ランチだった。

 夕方店を出て、駅ビルのなかにあるマツモトキヨシにふたりで行った。友だちが行きつけの店の美容師さんから教えてもらったアイブロウをわたしに勧めた。使いやすくてとてもいいと。店に置いてある見本で試してみるとなかなか良かったので、1本買うことにした。

 マツモトキヨシを出て、ふたりともスーパーマーケットで買い物があったので、店内で別れた。

 家に帰り、ラインをもらった。さきほどラインの文字を大きくする方法を教えてくれ、大きくなった文字が送られてきた。ただ、入力の文字は元の小ささだというと、この文字の大きさはスマホで使う文字の大きさを変えればいいと調べてくれ、こちらも大きくした。目の見え方が悪くなって、誤字に気づかずにラインを送ることが多くなったので、これで少しは改善するだろう。

 夕方、昨日ラインを送った別の友だちからラインが入り、あとで電話をくれるとのことだ。1時間半ほどで電話があり、しばらく話した。来週、奈良に行くことも伝えた。友だちは関西出身なので、奈良について何か知っているかなと思ったが、初詣に奈良の神社に行く以外はあまり行かないようだ。

 

堀辰雄の『大和路 信濃路』を読む

 今日は雨が降ったり止んだりの一日。昨日のあたたかさはすっかり消えた。

 昨日の新宿での短歌教室で知り合った方に教えてもらった堀辰雄の『大和路 信濃路』。アマゾンで手に入れようかとネットを開いたら、青空文庫がいちばん上に出て来たので、いっそのこと、これで読もうと読み始めた。

 まだぜんぶは読んでいないが、堀辰雄が奈良を訪れた下りはほとんど読んだ。エッセイではなく、不思議な味わいのある私小説である。

 いくつかの章に分けられ、「樹下」という章からはじまる。信濃のお寺の近くで出会った素朴な石の仏像が描かれている。

 次は大和路へと舞台が移り、小説の構想を練り、作品を一つ書き上げようと奈良の定宿のホテルを訪れ、連泊する。昼間は大和路のあちこちを散策しつつ、書きたい小説のイメージをふくらますという内容だ。

 作者はさまざまな寺院、仏像、奈良に暮らす人々に出合うのだがそのひとつに興福寺の阿修羅像があり、この若い仏像に引き留められるようにその前で長い時を過ごしたと書かれている。阿修羅のまなざしについての描写というか作者の思いが素晴らしく印象的だ。

 教室で知り合った方は小説の最後のほうの「浄瑠璃寺の春」という章がいちばん好きと言った。作者が奥さんと春(多分、早春)の浄瑠璃寺を訪れた下りが描かれている。奈良に暮らす人たちの息づかいが伝わる。奈良の春と、そこで暮らす人たちの息吹のなかで作者はどこか不思議な位置に立っている。それは作家としての位置かもしれない。

 まだ拾い読みではあるが、いい作品だと思った。奈良の旅行にもきっといいものを与えてくれるだろう。

 

昨日は夜から新宿の短歌教室へ

 昨日の朝は陽ざしがいっぱい。

 ふつうに睡眠がとれて元気がわいてくる。

 来週の奈良行きに備えて(?)、シュミレーションらしきものをした。昨日の朝は5時半に起きたがそこから家を出る時間までやることをやった。朝食を作ったり、歯磨きしたり、顔を洗ったり、化粧をするなどだ。着替えは省略した。

 何時のバスに乗って、何時の電車に乗れば新幹線の乗車駅まで、出発時間に間に合うように行けるかも調べた。ひとつネックがあるとすれば東急新横浜線という新たに開通した電車を使うことだ。私鉄からJRへの乗り換えなので、時間がかかるようだ。たぶん、6~10分くらい。これも実際に行って、シュミレーションしたい気分だ。

 こんなことをして朝は過ぎて行った。

 大谷翔平選手のオープン戦での活躍と結婚に関する続報も見た。結婚に関しては、先日の囲み取材よりずっと本心で語っている会見が公開されて、何だと思った。あのときのやや不機嫌そうな顔はあまり話したくないと言う気持ちをあらわしていたと思うが、ナンバーかどこかのインタビューではかなり打ち解けて細かいことを話している。

 話を聞いてくる相手との関係性や、話をする環境がその人の話す内容を大きく左右するようだ。

 わたしも誰かと話をするとき、その人をどう思っているかで話す内容が違ってくる。わたしが話をしたい相手も同じ事情を抱えているのだろう。

 信頼を積み重ねるとは、こちらも話したくなり、相手も話したくなり、同時に聞きたくなる関係を作っていくという事だと思った。

 今日は夜から二ヵ月ぶりの短歌教室が新宿で開かれる。一回、大雪警報で中止になったことで、なんとなく糸が切れたような感じがある。教室だけでなく新年会も中止になり、教室に参加するみなさんと親しくなれるかもしれないという希望がしぼんだこともあるだろう。

 気持ちを立て直して参加することになるだろう。また、新たに続けて行こうという気持ちを育てたい。

 2ヶ月ぶりの小池光さんの教室に参加し、様々なことを学べた。句割れをそのまま生かして、一字開けにするやり方ははじめて知ったので驚いた。とても参考になった。

 目が疲れていたので教室に参加することにやや不安があったが、充実した内容だったのでよかった。

 この教室で知り合った方とは、教室がはじまる前に新宿住友三角ビルの地下にあるタリーズでお茶を飲み、いろいろ話した。ご自宅の庭に植えた収穫した木から夏蜜柑を5つ持ってきてくれた。

 

 今日は朝から目を疲れを感じたので、いまのところ家でのんびりしている。蒸しタオルを目に当てて、休むこともしている。

 ただ、パソコンを開いて、昨日と今日作った短歌をワードに入力した。

 目だけでなく、からだ全体が疲れているようなので、休養に努めたい。天気がよくないのもこんなときにかえってよく思える。

 

これは昨日の朝に撮った写真、春の陽ざしがそそぐあたたかい一日だった

オカメ桜がと晴れた空に映えて、とてもきれい