今日は友だちが家に来てくれた

 晴れて陽ざしがたっぷり。日中は暖房が必要なく、掃き出し窓をあけて風を入れる時間もあった。

 お昼過ぎ、一か月半ぶりくらいに友だちが家に来た。この数か月、友だちが勤める会社で新しいプロジェクトが進んでいて、その対応で友だちは以前よりも忙しく時間がとりにくい状態にある。

 そんな時だが時間を作ってくれた。どのようなプロジェクトなのかをかいつまんで話してくれた。友だちの会社は昨年立ち上げたばかりで、コンスタントに利益を上げるためのプロジェクトといえるだろう。うまく進むように祈っている。

 ただ、個人的な友だちとの関係がうまくいっていないのは事実。今日はおたがいに本音に近い話をする機会が持てた。じゅうぶんとはいえないが、あるていど自分たちの立場、気持ちを話すことで、それを受けた上で続けて行こうという方向に落ち着いた。

 友だちは日本茶が好きなので、鹿児島県の知覧のお茶を用意した。近所の和菓子屋で買ったおはぎと大島まんじゅうも用意。お茶の入れ方は難しい。急須に茶葉を目分量で入れ、沸騰したお湯を茶碗に入れて少し冷ました後、急須に入れた。あまり時間を置かず、茶碗に注いだ。このお茶が最高に美味しかった。甘みがあって苦みや渋みが抑えられた、透明感のある味わい。香もすばらしい。

 友だちも一飲みして、これは美味しいと一言。こんなにおいしいお茶ははじめてかもしれない。

 ただ茶葉を変えて、新しく入れた、二回目のお茶は茶葉の量が多かったのか。浸出時間が長かったのか、やや渋みのあるお茶になった。お茶は自分の好みにあわせて茶葉の量や浸出時間を決めないといけないようだ。

 友だちにあまり期待をするのはいけないとわかってはいるが、いつのまにか期待値が大きくなっていたかもしれない。これがうまくいかない理由のひとつ。

 また、積み重ねた時間のところどころでじゅうぶん話し合わなかったことがあるようにも思う。そのすれ違いが重なって、いまに至っているところがある。

 今、結論を出さなくてもいい。今までと同じように連絡を取り合いつつ、できるだけ気持ちに無理をしない友だちとの関りを作っていきたい。

 

友だちが帰った後、二子玉川にバスで行き、よく行くカフェへ。寺山修司の全歌集を読んだ。