資料がメールで送られてきた

 日中は日差しがたっぷりで、寒さがやわらいだ。

 昨夜はそこそこ眠ったはずだが、午前中から眠くて困った。居間の隣の仏間に布団を敷いて、横になったが眠ることはなかった。

 お昼前、近所の肉屋へ買い物に行ったついでに散歩をした。日差しに誘われて、みたいな感じだ。

 小さな町川、昔は農業用の用水路だった川にそって下流に歩くと、川沿いの家の庭から檸檬の木が川の流れの方へと枝を伸ばしているのが見えた。たくさんの黄色い果実がなっていて、陽射しをうけて輝いている。みずみずしい重みが感じられる。檸檬は寒い冬に結実するのだ。

 更に足を伸ばしてから、Uターンし、こんどは馬坂という坂をのぼり、坂上をグルリと歩いてまた坂を降り帰った。

 散歩の疲れかこんどは布団にもぐって寝てしまった。

 午前中、名古屋にいるある詩人にメールを送ったがその返事が来ていることに夕方気づいた。たくさんの資料が添付されている。歌人、永井陽子についての資料である。わたし自身で入手してすでに読んだものもあるが、歌人、江戸雪さんが永井陽子について書いているものには、とても興味をひかれた。

 詩人は永井陽子の親友だったひとで、歌人、永井陽子の短歌について論じあう会を計画している。わたしはそれに参加するつもりである。