ひと日、永井陽子の短歌を読んで

 風が冷たい一日だが、あまり外に行かなかった。45リットルのゴミ袋に詰めた柿や桜などの落ち葉をかき混ぜた。うまく発酵させて、腐葉土を作るためだ。発酵には

空気と適度の水分が必要なのである。

 ほとんど家にいて、電話は二回話した。それ以外は永井陽子さんの歌集を読んだ。分厚い『永井陽子全歌集』である。青幻社から2005年に諸般が発行され、2013年に第二版が発行された。わたしが買ったのは第二版でだ。

 わたしが短歌を始めたのは2013年からだから、何かの縁を感じる。ほんとうにささやかな縁ではあるが。この本を買ったのは一昨年である。永井陽子さんを読み始めたのは少し前になる。2018年くらいからか?この歌人を知ったのは永田和宏さんの『現代秀歌』を読んだときだ。「今後100年読まれ続けて欲しい秀歌100首」として永井さんの短歌が紹介されていた。

ひまはりのアンダルシアはとほけれどとほけれどアンダルシアのひまはり

 

 全集から最初は明日香や斑鳩など、奈良を詠んだ短歌を選んで読んだが、だんだんそれに関係なく読んだ。

 

いかるがは無風菜の花昼日なか瓦の鬼もつとねむりたり

 


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