蒸し暑い日、武蔵小杉の歌会へ

 どんよりと曇って、湿気がつきまとうやうな一日。

 午後から武蔵小杉の歌会にでかけた。

 昨日もいだスモモと、少し前に作った梅ジャムを持って家を出た。いくつかの坂を上って最寄り駅に着く途中にある、従妹の家に寄って手渡すためだ。

 玄関の呼び鈴を鳴らすとすぐ従妹が出て、上がっていくように言われたので少しなら、とお邪魔した。冷たい飲み物をいただき、従妹やその母親と話したがほんの短い時間だ。20分ほどか。すぐお暇して、駅に急いだ。すごく久しぶり(1年以上会っていない)なのに、申し訳ない気持ちもあり、もっと話したい気持ちもあった。

 1時からの歌会には10分ほどのゆとりで着いた。

 今日の歌会はひとり休み、6名でおこなわれた。

 わたしの歌はみなさんの論議の対象になり、いろいろな意見、感想を聞くことが出来た。なかにはカチンときた言葉もあったが、こころにとどめず、聞き流した。いろいろ言われることは参考にもなるので、よいことだと思いたい。

 歌会が終わり、いつもの店に今日は3名で行った。どちらかというと話を聞いている方が多いわたしだが、最後のほうで短歌に対する自論を話した。話すことで自分のなかで確認できた。

 午前中、友だちにラインを送り、その返事で午後電話をするとあったが歌会があるので夜に電話をしてほしいと返した。

 7時半過ぎに、と書いたのでその時間には間に合うように家にたどりついた。友だちから電話は8時過ぎだった。手短に話して、来週会う約束をした。

 

われの腕ひろげてあまる樟の木の根もとに群れ咲く十薬の花

 

あの夜はふたつの信号渡りしかひとつはひとりで一つは二人で