初夏の暑さ、武蔵小杉の歌会に行く

 日中は半袖一枚でも過ごせるほど気温が上がった。わたしはまだ長袖一枚で過ごしたが。

 午後から武蔵小杉で歌会があるので午前中は何かと忙しくしていた。こういう時に限って電話があり、1本はあまりあくせくした気持ちで話しては悪いような電話だった。お礼の電話で、わたしとして大したことをしていないのでそんなに感謝されていいの、という感じがある。こちらこそお礼を言いたいくらいである。でも、向うから聞いてくれたので、時間があまりないことを伝えた。話はそんなに長くならなかった。

 もう一本電話があり、こちらは今日の歌会は休むという知らせだった。こちらはもう少し聞きたいことがあるのに、先方は言いたいことだけ言えばいい、と早々に電話を切った。人のこころはうまくかみあわないことが多々ある。

 気を取り直し、歌会の仲間に電話を入れた。仲間の方にも電話をしたと聞いたからだが、なんとなく事情が分かり、気を取り直せた。

 歌会は武蔵小杉駅前のビルにある会場で午後1時から、開かれる。今日はわたしが司会の役を務め、前後に分けて途中休みを入れて進めた。7名の仲間のうち、2名が休んで5名だがそれぞれがいろいろ話すので4時間半ぐらいかかった。

 5時少し前に会場を後にして、歌会の参加者のうち三人だけで二次会というか、いつもの店に行った。珈琲とケーキを頼むのはいつもと同じだが、メンバーがひとりいつもと違う人がいて、話の内容がいつもと違い新鮮に感じた。

 1時間あまり店にいてお開きにし、わたしは少し買い物をした。明るめの色の元気がでそうなTシャツを買った。

 

川べりの柳の芽ばえ見ゆる土手 みぞれに打たれ温きバス待つ

 

桜と桃、スモモの花がわが庭でいちどに咲きてたがひを見ている

 

こんなにもあなたが好きでどうしよか 珈琲豆を挽く音響く