夏至の次の日、久しぶりにいつものカフェへ

 昨日は夏至だったが、何となく通り過ぎてしまった。

 体調がすっきりしないのも一因だ。

 夏至はわたしにとって特別な日。柴犬レオが死んだあと、夏至を迎えたがレオがいない夏至がとても辛かった。夏至は生命力のピークと言ってもいい。だがそのピークを迎える前にレオの命は消えてしまい、その落差が苦しかった。

 老犬ももことは2回、夏至をいっしょに迎えたが2回目の夏至はももこがどんどん衰えていく時期で、やはり、その落差が辛かった。7月21日に夏至を迎え、ももこは8月26日に死んだのである。

 そんな苦い思い出のある夏至だが、昨日は思い出すこともなく過ぎてしまった。

 

 今日は昨夜の睡眠不足もあって、元気になれなかった。

 朝は燃えるゴミ出しの日なので、熟れて落ちたスモモを拾ってゴミ袋に入れるなど汗をかくほど体を動かした。

 だがお昼前に体が重く感じられて廊下に干している敷布団に横になるといつの間にか眠った。目覚める前に奇妙な夢を見た。友だちの家にわたしはいるのだが、とつぜん変な男の人が来て、文句を言いながら家中を歩き回る。友だちは変な人だけど大丈夫だから、とわたしに言う。家の玄関に行くと扉がなくて、4メートルくらい下に道路がある。扉のない玄関からタイルでできた板が道路に落ちるが割れない。わたしはそれを見てわたしが落ちたらタイルにぶつかりそうだと思い、ここで目が覚める。

 疲れているからこんな夢を見るのだと自分を納得させた。

 ただ、夢がさめたのが午後1時半くらいで、お腹が空いていた。急いで食事を用意して食べた。

 眠ったことと、お腹がすいて食べたことが良かったのか。夕方、外出しようという気持ちになった。

 少し前にほとんど毎日のように夕方通っていた駅前のカフェに行くことにした。

 バスに乗り、駅前まで行き、夕食のために買い物を少ししてカフェに入った。カフェではあたたかいカフェオーレを注文し、永井陽子さんが同人だった「詩線」の編集後記や、同じ同人の大西美千代さんとの対談などスマホで撮影した画像を読んだ。

 スマホで撮影した長文を読むのは、文字を大きくしてもけっこう大変だった。

 帰りは体力が戻っていないので、途中まで歩き残りはバスに乗って帰った。