コロナウィルス拡大の中、武蔵小杉の歌会へ

風は冷たいが、気温はまあまあ上がり、軽いコートで過ごせる一日だった。

新型コロナウィルスの日本での検査体制がまだじゅうぶんでないことをテレビで、より具体的に知り、愕然となった。発熱があり、37,5℃が4日以上続き、検査で肺炎が確認されても、検査を受けられないケースがあるとのことだ。

 検査ができる数が限られているので検査の数を国が抑制しているとしか考えられない。たぶん、ひとり感染者が出るとその周囲の検査が必要となり、現在はすでに発見された感染者とその関係者の検査で手いっぱいなのにちがいない。

 コロナウィルスの検査を受けたくても受けられない人がかなり多いはずだが、そのなかのどのくらいが実際に感染しているのだろうか。

 ここ1~2週間が日本国内でパンデミック《大流行)になるかならないかの分かれ目という。

 怖さを感じながら、午後から武蔵小杉の歌会にでかけた。マスクをつけ、手袋をして。

 歌会の会場があるビルの受け付けで、アルコール除菌液を手にふりかけた。

 歌会はひとり欠席した。いつもタクシーで来る方だが、タクシーに乗るのが怖いとのことだ。

 いつもより早く歌会が終了した。世話役の人から提案があり、次回の歌会は中止にした。不要不急の外出は避けるように、との指針が出て、この1~2週間がウィルスとの勝負の分かれ目と言われているので、休んだほうがいいとの全員の判断だ。

 歌会は休んでも短歌をいつも通り作り、3月10日の次回歌会(中止)の日まで2首の歌をわたし宛てに送ってもらうことにした。みなさんの歌をプリントして送る係りの順番はわたしではなく、歌会を欠席した方だが代わりにやることにした。

 

 今日の歌会にわたしが出した歌3首のうち、1首は先生に選歌されたが、他の1首は非常に辛口の批評をしていただき、もう1首は「?」がつけられていた。

 歌と先生の辛口の批評をここに記す。1年後にこのブログを読んだ時、どんな気持ちで読むだろうか。

 

家いえの屋根を抜き出で高層のビルの灯が遠くきらめく

 

「当りまえのことを当りまえの感覚で詠んでいるから佳くならない!」