姫柚子の絵を描く

 お正月2日目は家でのんびり過ごす。
 いつもと同じように5時半ごろ目覚め、6時過ぎに雨戸を開けると東南の空に三日月と金星が寄り添うように見えた。1週間前くらいは未明の東の空と西寄りの空に金星と月が離れていた。いつのまにか少しづつ近づいてきたようだ。明日の朝はどのような位置に見えるのか。
 午前中、友だちからもらった姫柚子を3つ、今の炬燵の上に置いて鉛筆で葉書サイズの紙に下描きをはじめた。けっこう難しくなかなか形が決まらない。書き直しで紙面が汚れてきたがやっと下描きを終えた。完全に満足できるわけではないがこれ以上書き直すと悪くなりそうな気がした。
 お昼前から水彩色絵具で彩色を始め、昼ごはんをはさんで午後も続けた。使う色はあまり多くないのだがどのように塗るかが問題でこれなら柚子の質感が出せそうという塗り方にした。
 だが質感が出せたかどうか。
 なかなか完成とならず、夕食後に最後の仕上げをしてやっと描き終えた。これ以上いじくるのは良くないと思って完成とした。
 絵の写真はまだ撮っていないので明日アップロードしたい。

 犬逝きて独り廊下に日向ぼこ新年のひかり春を兆して

 陽光を盆栽の梅浴びたればうす紅のつぼみふくらみを増す

 人気なく半年過ぎし隣家に睦月の二日明り灯る