気温が上がり庭の梅が花開く

 この季節、一日庭を見ないと花の咲き始めに気づかないことがある。
 午前中庭に出て裏庭に積んであるゴミ袋の中の落葉を引っくり返した。下のほうは水分が多く、発酵でなく腐敗が進んでいるような落葉があり、外に出して捨てた。ほどよい湿り気を持ったきれいな腐葉土を作るためには、落ち葉を袋に入れ放置しておくだけではだめみたいだ。これからはより頻繁に天地返しをすることにした。
 素手で落ち葉を引っくり返していると犬友だちが愛犬を連れて玄関先に来たので汚れた手を洗いながら話した。散歩の途中に寄ったのだろう。昨日、道ばたで会ってあまり話もできなかったから。友だちと見るともなく庭の梅の古木を見上げるともう花が咲いていて、驚いた。昨日は咲いていただろうかいや、昨日はゆとりがなくこの木を見上げることがなかった。
 咲く花たちの自然な速度に息をあわせて日常を過ごしたい、あれこれ用事を抱えてあたふたするのは嫌いだ。
 今日は昨日より花たちの呼吸と息をあわせることができた。
 朝は久しぶりに5時頃目が覚めそのまま起きていて、テレビ体操をした。午前中が少し長くなった感じがする。寝床に長い時間いてしかも睡眠が短いのはいちばんよくない。ここんところ、夜中過ぎに一回目が覚め、しばらく起きていてまた眠るので8時間寝床にいて6時間眠っているみたいな生活だった。疲労は感じないがあまりいい睡眠ではないだろう。
 気温が上がると水瓶の目高が水底から浮かび上がってきて金魚藻のあいだを泳いでいる。あたたたくなり活動的になるのはいいことだが、こんどは蛇の侵入の心配がある。
 明日は風が強くなるのでせっかく伸びた矢車草の花芽が折れないように支柱を立てたほうがいいだろうか。


 犬たちのをりし春よりつぼみの数多くなりたり若き桜は

 柴犬がをりし春には肩までの高さの桜軒を越しゆく


梅の花の写真をとる前にバッテリー切れになってしまった
桃の木の下に群生するクロッカスの写真は撮れた
10年以上、同じ場所に毎年芽を出し花を咲かせる
黄色や白のクロッカスは早咲きで2月の初めには咲き
青紫色の花は今頃咲き始める