花壇の倒れた草花に支柱を添える

 天気予報によると今日は一日中雨が降るはずだったが、薄日だが陽射しが出て雨は降らなかった。気温はあまり上がらないが蒸し暑いのはあいかわらず。
 ほとんど家にいて、図書館から借りてきた「葛原妙子全歌集」を読んだ。この本には葛原が生前出した8つの歌集と、没後出版された遺稿集、もうひとつ最初に出した歌集「橙黄」にかなり手を加えた異本「橙黄」がおさめられている。
 今日読み終えたのは葛原の歌集の頂点と言ってよいと森岡貞香が書いている「朱霊」。午前中に読み終えた後、昭和25年に出版された葛原の最初の歌集「橙黄」を読み始めた。最初の歌集と「朱霊」ではまったく違う葛原に出会える。
 全歌集を読み切ることができるか。時間をかけて読んでいこう。
 庭に出たのは早朝とお昼過ぎ、夕方近くの3回。水がめの目高が気になる。ひとつの水瓶には4匹、もう一つには3匹いるはずなのだが、4匹いるはずのほうに一匹しかいないようなのに気付いた。えさの減り具合がおそく、えさをあげても目高が一匹しか姿を見せない。一匹がぽつんと寂しそうにいる。考えたくないのだが庭に出没する蛇にやられたのかもしれない。人差し指ほどの小さな蛇だがこの庭に住み着いている。今年は水瓶の中にいるのを目撃していないが毎年、数回は蛇が水瓶の中にいるのを見る。どうしたらいいだろう。また新しい目高を買ってきても同じことの繰り返しか。
 夕方近くに庭に出たときは、昨日の雨風で倒れた花壇の百日草や千日紅に梅の剪定枝の支柱を添えて立て直した。日照時間が短いためかヒョロヒョロ伸びるばかりで倒れやすくなっている。早く夏らしい陽射しが戻ってきてほしい。

 朝が来て鳴きはじめる蝉たちよ夕べの雷雨いづこでしのぎたるか