落ち葉の掃除をはじめる

 朝から晴れて気温が上がった。晴れ渡る空には夏の雲と秋の雲が混在している。
 庭に置いてある目高の水瓶。ひとつはこの夏生まれた赤ちゃん目高を17〜8匹に飼っている。もうひとつはその親にあたる目高を飼っているが5匹いたのが3匹となり、つい最近二匹に減ったと思ったら今日は1匹だけになっていた。人差し指ほどの太さの蛇がいて目高を食べるので防護のために水瓶にネットをかぶせているが効果がなかったのだろうか。
 こうなると防ぐ方法がないと無力感を感じた。
 よく校内のカフェに足を運んでいる近くの特別支援学校から葉書をいただき、ひと月ほど前にプランター作りのボランティアに参加したお礼が書かれていた。さらに今年も落ち葉の回収をするのでよろしくお願いいたしますのことばも。学校の授業のひとつとして校内の畑で作物を栽培したり、園芸植物を栽培している。その土づくりのために腐葉土を作る材料として近隣の住人に落ち葉の回収の協力を依頼している。
 もう落ち葉の季節になったかと葉書の文面が教えてくれた。台風で落ちた葉っぱはゴミとして捨てていたが、腐葉土のために落ち葉を集めようと思った。
 ゴミ袋を持って庭に出て桜や柿の落葉を掃きよせて入れた。柿の葉はまだ少ない。ほとんどが桜の葉である。
 わが家は柿の葉がいちばん量が多いが11月にならないとあまり落ちない。初冬の訪れとともにどさっとまとめて落ちるのだ。

 その上に建物立たぬ土地なれば晴れ晴れ秋の空と対せり

 次の春咲くべく育つ小苗たち自然は常に未来を指向す