ミニスイセンとクロッカスを植える

 朝は冷え込んだが、メダカの水瓶にはござを巻いて防寒愛策をしたので凍らなかった。
 陽射しが出ると暖かく、近所に行くときはコートなしでも過ごせた。
 午前中は近くの特別支援学校の中にあるカフェに足を運んだ。今年初めてである。校門横の売店では敷地内の菜園で取れたブロッコリーと蕪、生徒さんが手作りしたクッキーが並べられていた。正確に言うと、わたしが行ったときは開店の準備中で、売り物を並べるのを手伝ったりした。
 ブロコリーと蕪、クッキーを買い求め、校内にあるカフェでコーヒーを飲んだ。カフェはいつもより繁盛(?)していて、テイクアウトが多くて、注文したものが出てくるまで時間がかかった。
 家に帰り、昼食にさきほどのブロッコリーを食べた。フライパンにオリーブオイルを入れ細かくカットしたにんにくを熱して香りを出し、そこにハムと入れて軽く炒める。大きな鍋にお湯を沸騰させ、スパゲッティを入れ、1〜2分してからカットしたブロッコリーも入れる。茹であがったスパゲッティとブロッコリーをフランパンに入れ、茹で汁を少し入れざっとかき混ぜて出来上がり。
 ブロッコリーは茎も食べられる種類で、やわらかく甘味があっておいしかった。
 夕方近くになり、思い立って庭に出た。買ってきてそのままになっているミニスイセンとクロッカスの芽だし苗を植え付けた。ミニスイセンは駐車場の後ろに2ポット植え、花壇に1ポット植えた。柴犬レオがいた最後の春、駐車場の後ろにミニスイセンがたくさん咲いていた。過ぎた時間をなぞるようにミニスイセンを植えた。
 クロッカスは桃の木の下に2ポット、大きな花壇に3ポット植えた。桃の木やスモモの木の下に毎年咲く青紫色のクロッカスの小さな群生が今年は少なくなったと思っていたが、よくよく地面を見ると昨年と同じように三か所で芽を出していた。一昨年は四か所の群生があったのでひとつ少なくなったが、他はしぶとく生き残っていた。果樹の下なので夏になると収穫のために動き回り、地面を踏み固めてしまうが球根は地面の下で生き続け、固い土をかき分けて芽を出すのである。

陽射しが入る広縁で眠る老犬ももこ
この庭に面した部屋は、わたしが留守の時にももこが過ごす部屋で
10枚くらいトイレシートを敷き詰めている
わたしが家にいる時も、日が当たる時間はこの部屋か廊下にいることが多い