日比谷公園へスケッチに行く

 陽光あふれるおだやかな一日。お昼過ぎから日比谷公園へスケッチに行った。
 公園内に日比谷公園事務所として明治時代に建てられた建物がある。現在は建物はそのまま残り、結婚式場として利用されている。これらをネットで調べ、連休中にスケッチに行こうと思っていた。
 東京メトロ日比谷線日比谷駅A10の出口から歩いて5分もかからない。皇居のお堀の近くである。休日なので建物の中では結婚式が開かれていた。建物をいろいろな方向から見て写真を何枚も撮り、スケッチする位置を決めた。もう少し離れた場所から描きたかったが建物の前の道がそれほど広くなく、できる限り離れた所に立って描いた。
 人通りが多く、また結婚式に参加した人たちが建物の前で写真撮影したりなど、かなり落ち着かない環境だがなんとかスケッチした。2時間余り、立ったまスケッチを持って建物に集中した。結婚式を終え、建物から出てきた参列者が挨拶したり、話しているのを聞きながら、そう遠くない昔、父や母と親戚の結婚式に出席したことを思い出した。あのときはわたしもこんふうに華やいだ声で話していたのだろうか。
 描き終えてこれ以上はここで描き続けられないと思ったので、色付けは後回しにして切り上げた。
 日比谷公園のベンチに座ってしばらく休み、家路についた。
 家にいる老犬ももこは気になり、帰りはタクシーを使う。留守番は5時間ほど、ももこはそそうをしなかった。家に入り、すぐももこを外に出すと庭の通路にたくさんのおしっこ。我慢していたのだな。



明治43年(1910年)に日比谷公園事務所として竣工された
その後、昭和55年から公園資料館となり、現在は結婚式場になっている
スケッチの写真はまだ撮っていないので明日アップロードするつもり

リースが飾られた門扉

スケッチを終え、ベンチに座ってこの景色を眺めた