午前中は夾竹桃の剪定の続きを

 朝は曇りでお昼頃から冷たい雨が降り始めた。雨が降っていない時間に庭に出て、夾竹桃の剪定の続きをした。ひと月以上前に切った後、次を切る踏ん切りがつかず、中途半端のままにしておいた。
切り残した数本が高く伸び、このままでは夏になったら、周りの木々を覆うまでになるだろう。
 夾竹桃が夏の空を背景に濃いピンク色の花を咲かせる風景が目に浮かんだ。父が救急車で入院した4年前の夏の夾竹桃が瞼に張り付いたようになって、はがしたくなった。あのような夾竹桃を来年は見たくないという思いがわたしを突き動かした。
 鋸を手に庭に出て、太い枝を3〜4本、細いが長く伸びている枝も3〜4本切った。夾竹桃の根元は太い幹が地面からのきのきと出ており、できればこの太い地際の幹を切りたかったが、チェンソーが必要な太さなのであきらめた。木の高さはだいぶ抑えたので、これで今年はよしとしよう。
 家に入ると、柴犬レオの散歩中に知り合った友だちから電話があり、健康保険料が高すぎるなど、愚痴をこぼしあった。風邪をひいたお孫さんを小児科に連れていこうとしたら、小児科が見つからず苦労したという話もした。総合病院でも小児科がない所が増えてきたとのこと。あと鴨川市を訪れたとき、シャッターを下ろした商店が多く、閑散としていたのにびっくりしたとも。鴨川は夏のシーズンは混み合っているだろうが季節外れになると、人出は少ないのだろう。わたしの家の近くの商店街もシャッターを下ろした店のほうが多くなった。
 雨の降りが強くなった午後は、昨日下描きを描いた家並みの風景画に色付けをした。家並みというより、シャッターを下ろした元商店街の風景というほうが正確だ。半分くらい出来上がったが残りは後日にまわした。


剪定した後の夾竹桃
この写真に写っている高さより、もう少し樹高が高い


切り落した枝
分岐した枝を切り、ゴミとして捨てる大きさにして束ねる作業は
後回しにした