庭の柿の木に鳥たちが群がる

 葉っぱを大方落し、柿の実だけがでけが目立つ裏庭の柿の木だが、多種多様な鳥たちのダイニングテーブルになっているようだ。
 よく見るのは薄いくすんだ緑色のメジロ。番いでやってくる。食べ方がかわいらしいので、食べる姿をよく見ている。今日の午前中は番いのメジロが食べているとき、集団で野鳥がやってきた。スズメに似ているがスズメより大きく見える。容姿を観察したいのだが、高い枝に止まり食べているし、動きが激しくよく見えない。目の回りが黒く、頬のあたりは白っぽい。ホオジロかもしれないと思ったが、ネットで調べてもそうだと断定できない。ホオジロが柿を食べるかも不明である。
 昨日はカラスが一羽やってきて、緑色のセキセイインコも複数でやってきた。ほぼ同時に木にとまって食べていた。どちらも大型の鳥なので、見ていてほほえましい感じはない。正直言って早くあっちに行って、という気持ちになった。
 尾の長い鳩ほどの大きさの鳥も集団で来たことがあった。これはオナガかもしれない。黒と白、グレーのモノトーンの野鳥、シジュウガラもよく来る。
 食べ方も鳥によって違う。食い散らして食べる鳥と、ひとつの柿をていねいに食べる鳥がいる。食い散らす鳥がたくさん来ると、広範囲の地面に皮の破片が飛び散っている。メジロは柿の皮をきれいに残して食べる。
 しばらく前から、柿の実の残りはぜんぶ鳥たちに、という気持ちになり、毎日、柿の木を見上げては、訪れる鳥たちを観て楽しんでいる。
気になるのは桃の木の近くに植えた日本水仙のこと。葉っぱだけは元気なのだが、花芽が上がって来ない、例年だと花芽が上の方まで伸びて、そろそろ開花の時期なのだが。今年は日本水仙の花が庭では見られないかもしれない。昨年は年が明けてからたくさんの花が咲き、スケッチを楽しんだのに、なんだか寂しい。


乙女椿は一輪だけ咲いている
庭には乙女椿の木が5〜6本植えてあるが、どの木もひとつかふたつ花が咲いている


鉢植えのシクラメンを描いてみた
鉛筆と水彩色絵具を使う