こうして「第2回東京の近代建築スケッチ公募展」に応募した

 どういう経緯で公募展に応募することになったのか。その経緯を記録しておきたい。
 直接のきっかけは、東京文化財ウィーク2013開催中に、池袋にある自由学園明日館で催された平山逸郎スケッチ展を観に行ったことだ。東京の建築100点、東京以外の地域の建築100点の展示作品を観終わった後、会場においでになっていた画家の方と少しことばをかわすことができた。
 その会場に置いてあった公募展開催と作品募集のパンフレットになんとなく興味を感じ、家に持ち帰ったことから、応募を考えるようになったのである。公募といっても審査がなく、誰でも参加できること。応募の申し込み締め切り日まで少し日数(2週間くらい)があり、これから作品を描く余裕があること。実際に描いてみて、応募できそうな絵が描けたら応募することにして、絵を描き始めた。
 最初の一枚は、自由学園明日館の写真をもとにスケッチ。スケッチすることを考えずにデジカメで撮った写真なので、べストショットとはいえないかもしれないが、芝生に入れないので撮影する位置が限定される。メインホールを中心に撮った写真を使った。
 建物の絵ははじめて描くので手探りだがなんとか完成させた。
 さらに2枚目、3枚目を描いた。近くの私鉄沿線の駅舎だ。大正年間に建てられ、2000年ころ古い建物は取り壊されたが、元の建物をそっくりそのまま再現したものだ。何回も写真を撮りに行ったが、これはという写真が撮れなかった。駅前に噴水があり、それを入れたいのだが、バラの木の植え込みが建物を隠してしまう。春先なら、バラの木は低く選定されているので、こういうことはないのだが、秋はバラがいちばん成長している季節。
 駅舎の絵は2枚描いたが納得できるように描けなかった。で応募したのは最初の絵となった。

 描いた作品は郵送でギャラリーに届けた。これで公募展の開催を待つばかりと思ったが、公募展の開催を知人友人に知らようと思い、事務局から送られてきたハガキを発送したり、近所のお店に置かせてもらったり、手渡ししている。

 「第2回東京の近代建築スケッチ公募展」
●会場/早稲田スコットホールギャラリー
●展覧会期/2013年11月30日(土)〜12月8日(日)/12:00〜19:00、最終日17:00
注:12月4日(水)・5日(木)は休廊です
●主催/公益財団法人 早稲田奉仕園
●11月30日(土)15:00よりギャラリーでオープニングパーティを開催します。参加費500円
 予約不要です